ep39 【JS Side】 ページ39
【JS Side】
いつもより少し無理をしてお酒を飲んだ。
何も考えたくなくて…
僕は歌を歌う事が好きで
この５人が好き。
だから東方神起として
５人で歌を歌いたい。
…ただ、それだけなんだ。
だから…
この夢のドームライヴを終えて
その余韻に浸りたかった。
嬉しい気持ち、幸せな気持ち
胸をいっぱいにして
５人で一緒に眠りたかった。
それなのに。
「うぅぅぅ〜〜(泣)」
誰かが泣いてる…だれ？
JS「ん〜…」
ん？
僕、寝てた？？
JS「……」
お酒を飲みすぎた僕は眠っていたみたい。
あのバーから…記憶がない(汗)
気がついたら…ここは…僕達の家？？
JS「？？？」
僕は目をパチパチさせながら
リビングの天井を見つめていた。
JS「……(汗)」
あちゃ〜〜〜〜〜！！
余韻も何もないじゃーん！！！
僕は少しガンガンする頭を持ち上げて
記憶に微かに残ってた泣き声の主を探して
眠たい目をこすり
ソファの上の２人を見た。
YC「うぅ…(泣)」
YH「(泣)」
ユチョンとユノヒョンが泣いてる…
JS「……」
泣いている２人を
しばらく見つめていた僕は
ずっと抱えてた不安、寂しさ…
…全部が溢れだしてしまった。
JS「うぅ…うわぁ〜〜ん！！(泣)」
思わず２人に抱きつき泣く僕。
ユチョン…ユノヒョン…
２人の気持ちは、きっと僕と一緒。
やり場のない不安、寂しさ、
悲しみ…怒り。
だけど…それ以上に溢れてくるのは…
…今、ここに
こんなに大好きな家族がいて
こうして一緒に
笑ったり泣いたりできる仲間がいる。
それが嬉しくて
全ての気持ちを投げ出して、泣いた。
しばらくして、ジェジュニヒョンが
泣きながら抱きついてきた。
CM「……(笑)」
チャンミンは…部屋に行こうとしてるの？
こんな時まで最強じゃなくていいのに…
JS「……(泣)」
…僕達は知ってる。
チャンミンも、いつだって心の中では
ずっと泣いていたじゃないか！！
今も本当は泣きたいんでしょ？
こうやって「ずっと変わらないよ」って
抱き合って一緒に泣いたっていいじゃん！
JS「チャンミン！！」
CM「！！」
僕はチャンミンの腕を
引っ張って抱き寄せた。
チャンミンも抵抗せずに
５人とも…たくさん泣いていた。
嬉しい時も、寂しい時も
こうやって泣いてきた。
だけどこれは…
僕達の、初めての悲しみの涙だった。
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月10日 0時
