Begin...【changmin】 (ページ38)

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ep38 【YH Side】ページ38

【YH Side】

少し酔いが冷めた。

僕はソファに座ると
ミネラルウォーターを一口飲む。

YH「……」

今日は僕も…きっとみんなも
眠れないであろう、特別な夜。

JS「……Zzz」

YH「(笑)」

まぁ…たったひとり
そこの床で寝ているジュンスを除いて(笑)

YH「ふぅー…」

…さて。

誰が１番に僕のもとにくるかな？(笑)

僕はリビングでじっと
他のメンバーが来るのを待った。

ガラッとベランダの窓が開く。

YC「……」

YH「……」

ユチョン…目が赤い。

泣いてたの？

YH「なぁーに泣いてるの、ユチョン。」

僕は優しくユチョンに微笑む。

YC「ふ…(泣)」

ユチョンは安心したのか
まるでダムが壊れたみたいに泣き出して
ゆっくりと僕の隣に座った。

YC「うぅ…(泣)」

YH「ユチョン(笑)」

抱き締めて頭をなでると
ユチョンは更に泣き出す。

JS「ん～…」

その泣き声で起きたのか
ジュンスが目を覚ました。

JS「…ユチョン…？ …うぅ…(泣)」

泣いている僕達を
しばらく黙って見つめていたジュンスも
子どもみたいに泣き出し抱きついてくる。

YH「ジュンス…(泣)」

なんだかこれじゃぁ
僕はお父さんじゃないか(笑)

…いいよ、みんなで泣こう。

僕達は３人でワンワンと泣いていた。

しばらくしてジェジュンとチャンミンが
リビングに入ってくる。

僕達の姿を見たジェジュンも
また泣きながら抱きついてきた。

JJ「ゆ、ゆ、ユノォォ～～～！！！(泣)」

CM「……(笑)」

YH「……」

チャンミンは…

眉毛をハの字に下げて微笑んでいる。

こんな時まで隙を見せないつもり？

JS「チャンミン！！」

１人自分の部屋に戻ろうと
僕達の横を通りすぎようとした
チャンミンの腕をジュンスが掴む。

CM「！！」

腕を引き寄せて、抱き締めるジュンス。

抵抗しないチャンミン。

JS「チャンミーン…(泣)」

CM「……(泣)」

…チャンミンは、泣いていた。

静かに…だけど
思いきり気持ちを吐き出すように…

僕達は何も言わなくても
気持ちは通じ合っている。

みんな不安で、寂しいんだ。

だからまるで子どもみたいに
５人で抱きしめ合って泣いた。

…そして泣き疲れた僕達は
５人でリビングでくっついたまま眠った。