ep35 【CM Side】 ページ35
【CM Side】
無事にマンションに着いた僕達。
CM「はぁー…」
僕のいないうちに
ヒョン達は酔っ払って…
なんだか僕だけ置いてきぼりですよ！
ユノヒョンは少し酔いが冷めたのか
冷蔵庫からミネラルウォーターを出して
リビングのソファーに座っている。
ユチョニヒョンは
いつものようにベランダでタバコ。
ジュンスは…
JS「ん゛〜〜〜…」
CM「……」
また床で寝ようとしてますね？
もう知りません。
ユノヒョンに任せます。
CM「……？」
…あれ？
ジェジュニヒョンがいない。
どこに行ったんだろう？
家の中を探していると
ジェジュニヒョンの部屋から
微かに泣き声が聞こえてきた。
CM「……？」
部屋を覗くと、ベッドに座り
ジェジュニヒョンが下を向き泣いている。
リビングの灯りでできた僕の影が
部屋の中に差し込むと
ヒョンはハッと顔を上げた。
JJ「あぁ…チャンミン…」
CM「……」
僕は、安心させるように微笑み
ヒョンの隣に座った。
JJ「……」
CM「……」
少し気まずそうなヒョン。
僕は「んー」と頷きながら
ポツポツと話し始めた。
CM「…寂しいですよね。」
JJ「え？」
CM「ファイナルはいつもだっけどぉ、今回は特に。」
JJ「……うん」
CM「……」
JJ「…あっは(笑) なんかぁ酔っ払ったらぁ、涙が出てきちゃって(笑) ステージでは耐えられたのになぁ〜…」
CM「……」
JJ「…寂しいよなぁ…」
そう呟くとまた目を潤ませる。
僕はポンポンと背中を叩いた。
CM「…でも…次、ありますよね？」
…これは本当は僕が聞きたい言葉。
JJ「チャンミン……そうだよ！またぁ、次のツアーのためにぃ、たっくさん、曲作らないと！」
CM「んー…がんばろっ！」
ヒョンは涙を拭くと
キレイな瞳を細くして
目尻を垂れさせて笑った。
ヒョン…泣くのをずっと
我慢してたんですよね。
でも、次のツアーはありますよ。
それまで、またたくさん
いい曲を作ってください。
僕はたくさん心を込めて歌いますから…
なんだか、今日は
泣いてる人をなぐさめてばかりだ(笑)
あの女性…Aさんは大丈夫かなぁ。
連絡先を押し付けてきちゃったけど
連絡本当に来たらどうしよう…
まだひとりで泣いてるのかな…
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月10日 0時
