Begin...【changmin】 (ページ23)

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ep23 【CM Side】ページ23

【CM Side】

ファイナルもついに終わってしまった。

…なんだか寂しい。

長いと思ってたけど、あっと言う間。

明日は休みだから、今日の打ち上げは
思いきり盛り上がろう。

ヒョン達とたくさん話して
今日ぐらいは酔って潰れて
床でみんなで寝るのも悪くない。

本音もたくさん話したいんだ。

今日だけはこの僕も
ヒョン達に甘えたいような気分だから…

今日を、何年か経って思い出す
キレイな思い出の１日にしたい。

一生忘れられない１日に…

CM「あ、そう言えば…」

スタッフさんに
今日無くした指輪の事を聞いてみる。

スタッフ「あ～、会場ももうほとんど片し終えてるんですが…落とし物の中にはなかったですねー…」

CM「そうでっすかぁー…わかりました。ありがとうございましたぁ。」

ないかぁー…仕方ない。

すっごく残念だけど
無くなる運命だったんだ。

そう思うしかない…はぁー…

JS「チャンミーン！打ち上げ行っくの？」

ハイテンションのまま
ジュンスが僕の肩を抱き話しかける。

CM「あったりまえだよぉ！僕達のライヴーの打ち上げなのにー(笑)」

JS「もう移動するからぁ、車乗ってぇーだって！」

CM「んー、オーケー」

車に乗り込む僕とジュンスの後に
更にハイテンションの３人。

JJ「よぉーーし！！今日はたっくさん盛り上がりまっしょーー！！」

YC「Yeah～～！！♪」

YH「フォーーーー！！！」

…まだお酒を飲んでいないのに(笑)

隣に座ってきたジェジュニヒョンが
僕の手を見つめて不思議そうに聞く。

JJ「あれ？チャンミン、今日指輪してたよね？あのぉー、大事にしってたやつ。」

CM「あぁー…ステージの時にぃ、無っくしちゃいました。」

JJ「えぇっ！？(汗) 宝物だったよね？」

CM「んー、でもぉもう見つからないしぃ、仕方ないですよ。」

JJ「そっかぁー…じゃぁー、今度、俺の指輪の中から好きなのひっとつ、あげるからぁー、元気だっしてー！！」

CM「…いいんですか？」

ジェジュニヒョンは
「じぇんじぇんいいよぉ～♪」と
言いながら僕の肩をバシッと叩く。

JJ「じゃあ、しゅっぱーつ！！」

…ヒョンはいつでも優しい。

きっとヒョンからもらった指輪も
僕の宝物になりますよ。

そんな事は口には出さないけど
僕は"うん、うん"と頷き
ひとりで納得していた。