Begin...【changmin】 (ページ11)

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ep11 【YH & JJ Side】ページ11

【YH Side】

あぁ～～…ついにファイナル。

テンションが上がってきたぁー！！

YH「フォォォ―――――！！」

YC「うぉほっ！！(汗) びっくりしったぁ(汗)」

……あれ、先走っちゃった(笑)

僕はライブ前のこの雰囲気が好き。

ファイナルはちょっと寂しいけど。

周りを見るとさっきから鏡の前で
じっと動かないメンバーがひとり。

CM「……」

…チャンミン。

さっきから何か考えてると思えば
首振ったり、どうしたんだ？

簡単には隙を見せないお前は
今どんな想いでいるんだ？

僕はチャンミンの隣に行き
強めに肩をポンッと叩いて抱いた。

CM「…ユノヒョン」

YH「(^^)」

色々考えることはあるけど
今日は夢が叶う日だ。

５年分の僕達を出しきろう。

悔いのないように。

な？チャンミン…

【JJ Side】

YC「～♪」

ユチョンはギリギリまでピアノ。

やっぱ緊張するよな…ドームで生演奏。

でも気持ちいいだろうな。
ユチョンの才能はすげーうらやましい。

JS「オツカレー！にゃっははは(笑)」

ジュンスは、歌ったり、おやじギャグ。

自由人だし適当に見えるけど
自分なりに緊張を紛らわしてるんだよな…

…自分のために、メンバーのために。

ただ、"オツカレー"はつまんねぇよ(笑)

YH「大丈夫か？」

CM「はい。」

ユノはそんな切ない顔で、綺麗な瞳で
チャンミンのことを見つめて…

JJ「……」

……なんか…ジェラシー(笑)

ユノはやっぱりリーダーだ。
こんな時、いつも思う。

でもユノもきっとたくさん抱えてる。

だから、そんなユノには俺がついてるよ。

ずっと、ずっと…彼女みたいに(笑)

JJ「あっは(笑)」

YH「…どうした？」

JJ「ゃ…別に(笑)」

YH「？」

チャンミンは…少し緊張気味？
何を想ってるんだろう。

みんな何も語らないけどそれなりの覚悟で
このファイナルを迎えてる。

少なくとも俺はそうだ。

５人で立てるステージ…
今は思いきり楽しむ。

きっと泣きそうになるけど。

チャンミンはどう？
ちゃんと心の準備できてる？

チャンミンは俺の視線に気付くと
少しＳっ気のある微笑みを見せた。

そして近づいてハグをして
俺の背中を"バンッ"と叩く。

JJ「……」

…そうだよ、今日もチェガンだ。

…もう開幕。

５人の最高のステージ。

夢が叶う瞬間を楽しもう。