Begin...【changmin】 (ページ2)

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2年前の、2007年。

亮太「～♪ど～して～君を好きになってしまったんだろぉ～」

好きな音楽のジャンルはパンクの彼が
珍しくラブバラードを鼻歌にしている。

A「それって東方神起？好きなの？」

亮太「いや…この曲、最近CMでよく流れてるから、なんとなく？好きなわけじゃないよ(笑)」

A「ふーん…」

そんな私はヒップホップが好きで
だから東方神起のようなバラード曲は
普段はあまり聞かない。

でも最近よく色んな場所で
BGMとして流れてるこの曲が

"東方神起"の曲であることぐらいは
私でも知っている。

だけど私も彼も東方神起の情報は
"韓国人"、"５人組"。

…たったそれだけ。

亮太「この曲、タイトル長いよな(笑)」

A「あぁー…確かに(笑)」

この会話も何気なく話した
東方神起についての会話。

…だけど…

いつからかその会話をきっかけに
私はテレビで流れる彼らの新曲のＣＭを
意識するようになっていった。

…そして音楽番組で彼らが出演すると
１人の男の人にやたら目がいく。

司会者「続いては、初登場、東方神起のみなさんです。」

音楽番組によく出るようになった彼らを
司会者が軽く紹介する。

JJ「ぼっくとユノがぁ、一番お兄さんでぇー、ユッチョンとジュンスーが真ん中でぇー」

YH「この、チャンミンがいっちばん年下で末っ子ですよね。」

CM「あぁーい(笑)」

A「……」

へぇー…年齢は若干違うんだ。

見た目は若いけど何歳なんだろ？

司会者「みなさん本当に歌も日本語もお上手で…」

JJ「いやぁー…あっは(笑)」

YH「やぁーやぁー(笑)」

CM「あぁー…ありがとうごじゃいまぁーす！」

誉められてはにかみながら
礼儀正しくお辞儀をする。

A「……」

"１番年下"と紹介されながらも
誰より先にお礼を言う彼。

この人、かわいい顔。

アイドルなのにかっこつけないし
謙虚だし飾らないし…

５人並んで歌ってる姿を見ても
どうしても右から２番目の人を
じっと見てしまう。

そしてソロの歌声を真剣に聞いてしまう。

A「うわぁ…うまいなぁ…」

一人言が出てても
気づかないぐらい番組に集中していた私。

…これが最初の印象。

芸能人である彼と一般人である私。

もちろん彼は
私の事なんか知る由もないけど

私の中での、私と"彼"の出会い。