第170話 辞める。 ページ10
CM「Aとのことはー…もう、僕は逃げたくないです。だからー、事務所に話します。」
YN「でも…反対されるじゃん。それに今度はAさんはジェジュン達と繋がってるーからぁー…徹底的に離されるよ？」
CM「…だったら、辞めます。」
YN「！！」
A「チャンミン…！汗」
何言ってるの？チャンミン…(汗)
YN「……」
CM「僕は、好きな人を離したくない。」
A「……(汗)」
CM「それはぁー…人間ーならぁ、普通のこっとぉーじゃないですか？事務所にいるからだめなんですか？歌手だからだめなんですか？」
YN「……」
CM「ヒョンは、ぼっくにぃー素直になれと言いました。」
YN「確かに言ったけど、これは」
CM「もうAを離したくない。だから辞める。それだけです。これが…今の僕の気持ちですよ。」
YN「…音楽はいいのか？」
CM「じゃぁ今、僕達は音楽の仕事をしてますか？ぉん？ドラマとか映画とかモデルっとか…辞めたって、歌えないのはー今と同じーじゃないですか。」
YN「僕達はどうなるんだよ！！」
A「……」
CM「……」
YN「"東方神起"はどうなるんだよ…お前が辞めたら、僕はどうしたらいいんだよ…」
CM「ヒョン…」
YN「僕達は、また、５人で歌うんだろ？僕はチャンミンがいたからー、今まで頑張れたーのに…お前が辞めたら、どうやって５人集まるんだよ…」
CM「……」
…私といる為に
歌手を辞めるって言うチャンミン。
チャンミンが辞めたら
"５人"ではなくなる東方神起。
チャンミンが私を見つめてる。
A「……」
そんな…悲しそうな顔をしないで。
私、知ってるの…
チャンミンに究極の選択を迫ったら。
「"私"と"歌"どっちを取る？」
って聞いたら…
きっと今のチャンミンなら
"私"と答えてしまう。
だけど、それは間違いで
こんなに音楽を愛する彼から
歌を取ってしまったら…
それはチャンミンの
本当の幸せではないから。
それをわかってて
チャンミンは"私"を取ってしまうから。
そんなやさしいあなただから…
それを知っていて
自分から離れられない私は
どこかずるいんだろう。
チャンミンの本当の幸せを願うなら
離れてあげるべきなのに。
それができない私は弱くて臆病だ。
…ねぇジヨン。
私はやっぱり強くないや。
チャンミンと離れたくないよ…
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月14日 1時
