第173話 ハーモニー。 ページ13
ケータイから流れてくる
ユチョンのピアノは
静かにキレイな音を奏でていた。
…その曲は"Thanks to"。
テレビ電話は
ピアノを弾くユチョンの指先や
微笑みながら歌うジュンスの表情を
順番に映していく。
チャンミンとユノは
ただ黙って画面を見つめていた。
｜
｜
CM「〜♪」
ふと、チャンミンが微かに
キレイな声でメロディを口ずさむ。
ユノは次第に目を潤ませて
映された映像を見つめている。
A「……」
…きっと３人は
チャンミンの微かな歌声も
ユノの涙も気づかない。
だけど、２人はすごく嬉しそうに
ピアノを聞いているよ。
JJ「なぁーっ、やめろよぉー(笑)」
ジュンスがカメラに手を伸ばして
そのカメラをジェジュンに向けた。
ジェジュンは照れ笑いをしながら
顔を両手で隠した。
だけど、瞳がキラキラしていて…
ジェジュンも泣いているんだろう。
「〜♪…」
ふとピアノの音が止まり
ジェジュンがユチョンの肩を抱く。
YC「…ふ(笑)」
カメラがユチョンの顔を映すと
ユチョンは涙を流しながら
カメラに向かって「ごめんね？」と笑う。
YN「ユチョン、ちゃんと練習しなきゃだめじゃん…(笑)」
ユノが涙を拭きながら
ユチョンに話しかける。
ユチョンは「ふぁははは〜」と笑い
また続きを弾き始めた。
また流れ始めたメロディに
今度はチャンミンとユノも一緒に
ハーモニーを重ねた。
A「……」
久しぶりに聞く５人のハーモニー。
こんな風にまた
堂々と歌えるようになればいいのに。
こんなにキレイな歌声を
ファンのみんなが待ってるんだよ？
短い時間。
本当にほんの少しの時間だったけど
"東方神起"、５人の時間。
A「……(泣)」
"東方神起"の歌声を聞けた私は
胸がいっぱいになってしまった。
｜
｜
｜
A「……」
…だけど私は
嬉しそうに歌うチャンミンの顔を…
幸せそうに大好きなヒョン達と歌う
チャンミンの横顔を…
…直視できずにいた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「東方神起」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月14日 1時
