第158話 チャンミンのせい。 ページ18
CM「酔ってたんですよ…妹が。」
A「……」
CM「泣いたんです…僕達の問題は、僕達が考えているよりも…あぁー…僕達の家族をー巻き込んでいてー、苦しめてました。」
A「……」
CM「あの時、初めてそれを思い知りました。妹が泣いてー、"お兄ちゃんが苦しんでるーのもー、家族が心配して泣いてるーのもー、見るのがつらい"ってー…」
チャンミンは俯いて話を続ける。
CM「妹は普段いつもー明るくてー、僕に会うとはっしゃいで甘えます。でもあの時は違った…妹も限界だったんですよね。」
A「……」
あぁ…最悪…私。
そんな事情も知らないでヤキモチ妬いて。
A「ごめん、知らないで…」
チャンミンが私を見てる。
…見ないでほしい。
後悔の気持ちと情けない気持ちで
顔を見られたくないよ。
チャンミンは軽く笑って言う。
CM「家族ー以外でー、こうやって肩を抱いたりー、こんな近くに居たいと思う女性はAだけです…僕もあの写真見ましたけど、あの角度から見たら、確かにキスしてるように見えますよね(笑)」
「ヤキモチですか？」と言って
私のほっぺたをつねるチャンミン。
CM「…でもAは、他の男の人ーにもー、こうやって肩を抱かれたりしますよね？」
A「……？」
あ、ユチョンとの写真…？
A「あれは…」
「ははははは」と
急に笑い出すチャンミン。
A「……？」
CM「僕は、これは、別にヤキモチ…ってー程じゃないですよ。ヒョン達は家族ですから…ただ…」
A「…ただ？」
チャンミンは私の頬と
自分の頬をくっつける。
クラブでユチョンと撮った写真みたいに。
CM「これは嫌です。」
A「ご、ごめん…」
謝ってるのに、顔が赤くなっていく。
チャンミンの１つ１つの行動に
私の心臓は１回１回うるさい。
CM「このやわらかい頬は、僕がAにキスするためにありますから。」
そう言って頬にキスをするチャンミン。
A「〜〜(照)」
もぉぉ〜(照)
こんなんじゃ
心臓いくつあってももたない！！
チャンミンが私のおでこの
冷えピタを剥がして、手をあてる。
CM「…？さっきより熱いです。熱あがっちゃいましたか？」
キョトンした顔をして
私の顔を覗き込んで見る。
あがったよ、熱。
当たり前でしょ？
チャンミンのせいなんだから！照
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月12日 13時
