第155話 チャンミンの告白。 ページ15
CM「僕はぁ、あなたに"見つける"ーとか、"忘れないで"ーなんて言っておきながら…あのイヴの日に、あなたとは終わらせた気でいました。」
A「……」
CM「いくらあなたとー気持ちーが通じてもぉ、事務所の事とかぁ、問題が多すぎて…僕はあなたより…正直…仕事を選びました。」
…チャンミンからの話。
本当はあまり聞きたくなかった。
だけどチャンミンが真剣に話すから
聞かなきゃ、ちゃんと…
チャンミンは私の顔をじっと見て
髪を軽く撫でて笑った。
CM「ごめん、今だけはー泣っくの我慢して？Aが泣いちゃったら…抱きしめたくなるから。」
A「…じゃぁ、泣いてもいい？」
チャンミンのドキッとさせる言葉に
少し意地悪を言う。
チャンミンは口を尖らせて
「んー…」と悩んでいたけど
「やっぱり後でがいいです」と言った。
CM「…あなたと別れたあっとでも…僕はやっぱりあなたがどこにいるか、何をしてるかを考えてばかりで…Stand by Uを歌うのが本当につらかったです。」
A「……」
CM「あなたは素敵な人だから…またすぐ、守ってくれる、支えてくれる人が現れると思った。あなたが好きになった人なら、幸せになれるーならぁ、それでいいと思った…たとえ僕の気持ちがずっと消えなくても。」
A「……」
CM「だけど、あなたが現れた。僕を見つけてくれた…僕はそれからは気持ちを押さえるのに必死でした。」
チャンミンの目が赤い…
涙を堪えてるの？
私はチャンミンの手を強く握り返した。
CM「すいません…僕は不器用ーだから、今伝えないと、照れたりしてもう素直に言えなくなりそうで…」
A「…ゆっくりでいいよ？」
CM「ふ…(笑) …僕はこの気持ちをずっとあなたに伝えたくて、心に溜めてました。あなたに会えた時にー、うまく伝えられるように、日本語も毎日勉強して毎日発音をしてました。」
やっぱり…
ジヨンと話した時に、片言な感じが
チャンミンに似てると思ってた。
でもチャンミンに会って話したら
ジヨンとは全然違くて…なんていうか
日本人と話してるみたいに
自然な日本語を話してた。
全部…私に気持ちを伝えるため…？
CM「A。」
A「……？」
CM「１度しか話しません。だからよく聞いてください。」
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月12日 13時
