運命ならいいね

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壮大 sibe


『ふふっ』

「どしたん？笑」


運転している俺の隣には

しずが居て

目が合うと､はにかむ様な､

少し照れくさそうに笑うのが

なんか､､グッと来てしまう｡

前､カフェで会った時から

心が少し騒ついて

この感情は､なんだかもどかしい｡

ただ､一緒に居るのは

心地良くて､安心する｡

そういえば彼氏は居るのか､

なんて､少し気になってしまう｡


「､しずってさ､､彼氏居る？」

『え？､､居るよ､一応』

「大丈夫だった？今2人きりだし」

『多分気にしてないよ｡大丈夫』

「ん､よかった」


彼氏が居ると聞いて

少し悲しくなってしまったのは､､

本当は自分でも分かってると思う｡

信号が赤になり､

助手席に座っている

しずの方をチラッと見る｡

窓から外を眺めていたその表情は､

やっぱりどこか寂しそうで､､

思わず抱きしめてやりたくなった｡

その瞬間､目が合う｡


「ん？なんかあった？」

『何もないよ笑』


俺が貴方を支えられる日は

いつ来るのだろう｡

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