運命ならいいね

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スマホを見ると

ロック画面に表示されている時間は

pm7:20｡

家を出たのは4時間ほど前｡

ついでにカフェも寄って帰ろうかな

と思ったけど､

結構お買い物してしまった為

一度家に帰って荷物を置いてから

カフェに行くことにした｡

最近は壮大くんと仲良くなれて

嬉しい反面､少しだけ

これは浮気じゃないよね？

と不安になる｡((心配性

そんな事を考えている内に

もう家のドアの前｡

カチャ､と鍵を開けて

家の中に入ると

玄関には散乱した靴｡

中には､明らかに私の物ではない

ヒールの高い､赤色のパンプス｡

汗をかいてしまう程の戸惑いのまま

ゆっくりとリビングへ向かった｡


「っ､〇〇くん､､もっと動いて､」

「ははっ｡気持ちい？」


そこには見知らぬ女性と､

行為中の､､彼｡

頭が痛くなる程の甲高い声が

どうしようも無いくらいに嫌で

思わず崩れ落ちてしまう｡

その音に反応した2人が

こちらを向く｡


「､お前､､なんで､､」

『どうして､､ねぇ､､っ､』

「あー､もうバレたならいいわ｡

　俺の本命はコイツなの｡

　お前は､､遊んでただけ笑」

『､うそ､､』


言葉が出ない｡

最近は前より冷たくなって

おかしいなと思ってはいたけど､､

これは私へ､何に対しての罰？

結局私は独りになってしまうの？


「〇〇くん､いいから続きしてっ､」

「悪りぃ悪りぃ笑」


ここに居るのが耐えられなくなり､

私はそのまま部屋を飛び出した｡

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