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第22話 初訪問 ページ27

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「…本当に来てしまった」


「いや今更かよ」


もう寮は目の前

ていうか扉の前



「あ゙ー緊張」

「なんつー声出してんの」


もう待つのが面倒だから躊躇せずにドアを開けた
…後ろから声にならない悲鳴が聞こえてきた気がする




「ただいまー」

「おっ、お、邪魔します…」


挙動不審すぎて笑いそう




「あ、至さん!おかえりなさい!」



俺たちがドアを開けた音が聞こえたのか、談話室から咲也が顔を出した

う〜〜〜〜ん天使か?



「え、天使いるの……」


俺の後ろから聞こえてきた声はスルーで



「あれ、お客さんですか?」

「あー、俺のトモダチ」

「至さんのお友達!監督呼んできますね!!」

「エッ、」



返事をする前にぴゅーっと監督さん探しに行ってしまった……


嫌な予感しかしないけど談話室に向かうしかない…



「まあ、とりあえず談話室行くか」

「天使がいるなんて聞いてない」

「うん、緊張でおかしくなったんだね、黙ってな」

「はい」



天使は同意


俺の後ろをちょこちょこついてくるからカルガモの気持ちが今ならわかる気がする

ていうか多分本人気付いてないだろうけど、
服の裾掴むのやめてなんか恥ずかしい




「…ちゃんと自分で挨拶とかしてね?」

「流石にちゃんとやります…大人なんで……」



本当に大丈夫かよとか思いながら談話室のドアを開ける



「あ!至さんおかえりなさいっス!」


「ただいまー」



休みの日だから結構人いるな
Aを連れてくることになった元凶たちは半分くらい揃ってる


「……!至さん!後ろの人はもしかして!!」


「あ、うん連れて来てやったわ……」


うわ、もう見るからに太一の顔がキラキラしてる

眩しい




「ゆ、幸チャーーン!!!至さんのカノジョさん来たよーーー!!!!!」


突然そう叫んでドタドタと談話室を出た

太一のせいで左京さんの目が怖いんですけど
しかも何でまだ勘違いしてんの?


「ねえ、何この盛大な勘違い」

「ちゃんと友達って言ったし」

「至のせい」

「泣くよ?」



談話室に居た元凶その1・万里はニヤニヤしてこっち見てるし、
元凶その2・椋はキラキラした目(太一とはなんか違う)で見てるし、
元凶その3、その4・天馬と莇は固まってるし、もうこれただのカオス



多分何かを察して若干顔が死んでるAと思わず同時に溜息をついた

作者から(長い)→←第21話 寮まで



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木通(プロフ) - 人形師さん» レス遅くなってすみません!コメントありがとうございます〜!!ゆっくり亀更新ですがよろしくお願いします(〃▽〃) (2019年6月10日 16時) (レス) id: 6008f10fa4 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年6月7日 16時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
木通(プロフ) - らいむ@さん» 全然返信出来なくてすみませんでした!;;そういって頂けると嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります〜◎ (2019年3月15日 18時) (レス) id: 5c6b31747e (このIDを非表示/違反報告)
らいむ@ - すごく好きです!更新楽しみにしてます! (2019年3月2日 0時) (レス) id: 6a02a5c532 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木通 | 作成日時:2018年12月15日 9時

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