いつか言おうと思ってる。

第２０話 泥酔 ページ25

「あー、水が美味い」


「酔い覚めたらシャワーでもお風呂でも入ってきて！酒臭い！」


「うい〜」



これちゃんと覚めてくれんの…？
いつもより頬が赤くて泥酔状態なのがよく分かる
酔ったらヤバくなる奴じゃなくて良かった





もう寝ようと思ったのに……




「シャワー借りるわ〜」


「ちゃんと酔い覚めたの？」


「うん、いつも通りな感じ」



いつの間に置いてあった自分の着替えを持って、バスタオルも勝手に持って行ってお風呂場に迷うことなくスタスタと歩き出す



いや貴方の家じゃないんですけど




「倒れたりしないでね」


「んー」





…酔いに効くのって何があったっけ









.





やばい

完全にやらかしたな？




いやまず何でAの家来てんだよ
無意識？無意識なの？


ただの迷惑野郎すぎるだろ俺




シャワー浴びて冷静に考えると自分に引く


俺の事追い返さなかったA神じゃん……




「…ねむ、」









風呂場から出ると部屋は真っ暗
もう寝たかな




いや、待て
ちゃんとベッドで寝てるの否か

リビングのソファには居ない



………作業部屋


いやいや、まさか、ね









目の前にはいつぞやと同じように小さめのソファに丸まってるA




「頑固すぎでは」



今回に至っては本当に俺が迷惑掛けまくっただけなので、無理矢理移動させようと思います



「グッ、」



鍛えてる丞とかムキムキな臣なら軽々抱き上げられるんだろうけど、こんな所でも運動不足が邪魔をするとは




………腹筋からでもちゃんと鍛え始めようかな









ベッドに静かに横にさせて俺はリビングのソファと思ったけど、




「いつの間に掴んだんですか………」




しっかり握り締められている俺の服
流石に上半身裸で寝るのは風邪引いて左京さんに怒られるからちょっとな……









「………あー、ごめん」




先に謝っておくので許してください



40cmほど目の前にはAの寝顔








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え、いやいやびっくりしすぎた
順位ついてました。お気に入り追加が100人超えてました。評価20超えてました。

ここまでくるとむしろ怖い。

本当に更新出来てないし、4月からは学校始まるので更に更新ペースが亀になります。ごめんなさい。
たくさん見てくださってありがとうございます！

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