いつか言おうと思ってる。

第８話 戦闘準備 ページ11

今日は仕事がいつもよりサクサク進む






何故なら今日の夕方から始まるイベントを初日から走りまくれるから









いや女の人の家、ましてや悠の家に行くなんて思わなかった
マジで「家来て」にはビビりすぎて誤字ったし




家に行くのはまあ、別に良いけど…
いや、良いのか……？？





え、今日泊まりなの？それとも帰るの？どっち？

一応泊まり用に着替えとかは持ってきてはいるけど



あれ、俺なんで泊まることに嫌悪感無いんだろ


今までだって、まあ猫被ってたけど彼女居たこともあった
その時はすげえ嫌だったのに、





「おい、茅ヶ崎どうした？」


「…何が？」


「お前唸りながらタイピングしてたぞ」


「え、ああ、何でもない」







もうこれについては考えなくても良いか
面倒くさいし






ちなみに、






「監督さん、今日は知り合いのとこ泊まるからご飯とかはいらないからね」




「分かりました！」


「え、至さん友達いるんすか…？」


「綴は俺に対して失礼すぎるね」



いつものように遠慮を知らない学生組にズタボロに言われた


ここまではいつも通り(と、思いたくはないけど)






「この前の女の人っしょ」





万里の一言が無ければ






「彼女さん居たんですか！？」


「王子様な至さんに彼女さん……はっ！！お姫様！！！」


「ちょい待ち彼女じゃない」





「女の人なのは否定しないんだ」

「…幸うっさい」




「至、時間大丈夫？」

「やば、もう行くわ」






ていうことが今日の朝にあった

本当に万里恨む









.









ピンポーン





前に家まで送ったこともあるし家までの道のりは分かる





「はーい、いらっしゃい」


「ん、お邪魔します」





玄関から零れる光が何だか暖かい

第９話 綺麗、だった→←LIME

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す