過去の傷の行方。 ページ28
宿舎のメンバーに別れを告げずにヒュン叔父さんのもとへ挨拶に行こうと叔父さんの家に向かっている時だった。
？「あ、あんたジニョンオッパの。」
ショートカットに華奢な体で大きな買い物袋を両手に持った女性が話しかけてきた。
…どちら様ですか？
ヘニ「チッ、覚えてないの？ヘニよ。楽器屋のヘニ。」
ああ！ジニョンガールズ、だ！
「ごめんなさい。思い出しました。」
ヘニ「ジニョンオッパは元気？」
「はい、あ、はい…」
ヘニ「？なによ、オッパと付き合って幸せじゃないの？こっちとしては認めてないんだからね？」
付き合った？
「いえ、わたしはジニョンさんと付き合った覚えはないです」
彼女は大きな目をパチパチさせて、
ヘニ「じゃあなんでオッパはジニョンガールズと遊ばなくなったの？あんたに一途になったからよ。まさか、オッパからの告白断わったんじゃ…」
ちょっと待って
「ジニョンさんから告白なんてされてないです」
ヘニさんは溜め息をつくともういいわよ、オッパによろしくねと軽く微笑んで帰っていってしまう。
ジニョンさんからキスをされた夜、
ジニョンさんがわたしを好きでいてキスをしてきたなんて思いもしなかった。
軽い気持ちでしてきたキスがミンホの幻覚を蘇らせ、他の男の名前を呼んだわたしに、プライドが許さなくてあんなキスをしてきたと
そう思ってたのに。
ヘニさんから聞いた言葉は本当か嘘か分からない。
ジニョンさんに会いたい。
会ってどうしたい？
わからない。
でも、ただ会いたいという気持ちで頭いっぱいだった。
叔父さんの家に行く決意も砕けて、とぼとぼ歩いて辿り着いた公園のベンチに腰掛けたとき
向かい側のカフェからみえた
会いたい、と思っていた人。
彼はわたしに気付くと必死な形相をして道路越しに名前を呼んだ。
嫌な予感がしてジニョンさんの方へ駆け寄ろうとしたわたしに
「待って、良いから！俺がそっち行くから待ってて。」
ーーーーーーキキーッ
蘇る光景。
ミンホのときと似た光景。
「え・・？ジニョンさん！ジニョンさん！！」
道路に突っ込んでくる車。
姿が見えなくなってしまったジニョンさん。
前を見るのが怖くてその場に膝から崩れ落ちてしまう。
早く、ジニョンさんのもとへ駆け寄って助けなきゃいけないのに。
足が動かない。
またわたしは失うの？
ねぇジニョンさん、お願いだからわたしの前から居なくならないで。
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ナナ(プロフ) - ぬるこさん、ごめんね、小説の続き読むの遅くなって(*´д｀*)。主人公は最後ジニョンをちゃんとみれたんだね(=⌒ー⌒=)。良かった。これで終わっちゃうのは寂しい(>_<)。続編書いたら読むね(^O^)。 (2014年7月30日 22時) (携帯から) (
レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬるこ(プロフ) - ナナさん» この小説ももうすぐ終わってしまいますが最後まで読んでいただけると嬉しいです^_^ナナさんの感想とても嬉しく楽しみにしてます☆ (2014年7月15日 13時) (レス) id: 8a1cf1d260 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説…読んだよ(^-^)。主人公がジニョンを避ける理由…よく分かった。ミンホという人に｢好き｣って言う前に主人公の目の前でひかれちゃったんだもん。ショックが大きいよね(泣)。可哀想。ゴンチャンも可哀想。 (2014年7月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説読んだよ。ただ…私苦しい。切ないよ(>_<｡)。ジニョンには…主人公の事諦めないで欲しい。主人公には…早くジニョンをみて欲しい。きっと主人公にミンホという人が過去の人で忘れる日が来るよ。続き待ってるね。 (2014年7月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説読んだよ(^-^)。バロ…そういう事かぁ〜(o^_^o)バロらしい(^-^)。ジニョン…元気だして(>_<)。続き楽しみにしてるね(^^)。 (2014年7月2日 22時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬるこ | 作成日時：2014年6月24日 4時
