サンドゥルの失恋 ページ13
ジニョンさんが、わたしに対して女として見てませんという宣言をしてきてから
わたしは何故だかほっとした。
きっと普通の人からしたら失礼極まりなくて、ジニョンさんへ嫌悪感を抱くか。それとも、ジニョンさんに思わせぶられていたからこそ辛くなるか。
どちらかだろう。
最初は、この胸の中に閉じ込めてきたことが何度思い起こされるだろうかと怯えていた。
ジニョンさんとあいつは全くの別人であるのに。
「ミンホ…」
そう。ミンホとジニョンさんは別人なのだ。
やっとそれを受け入れられた自分がいて、申し訳なくなったと同時に、ジニョンさんには感謝しなければという念さえ抱けてきた。
これでジニョンさんにもみんなのように接しれるかもしれない。
SD「A…」
そんなことを考え部屋の整理をしていると、いつの間にかサンドゥルが部屋の中へ入ってきていた。
あの
この宿舎の人間は人の部屋に入る時ノックをするという習慣がないんですか
もしも、もしも着替えてたらどうするんだ。
・・・うんそのへんは「そもそも色気が無い byジニョン」わたしには悩む必要がないようだけど(真顔)
もう〜！ノックしてよ！と、サンドゥルを叱るつもりで振り向くと目に涙を沢山浮かべた彼の姿に驚いた。
「サンドゥル？どうしたの！泣けてくるほどお腹空いたの？」
SD「ふ、違うよ」
どこか遠くをぼんやりと見つめてわたしのお気に入りのアニメに出てくるペンギンのぬいぐるみを抱きしめた。
SD「ずっと、ずっと好きだったんだよ。チャンヒだって僕のことを好きだと微笑んでくれた。」
どうやらチャンヒという女の子にフラれたらしい。
「サンドゥルはチャンヒさんと付き合ってたの？」
SD「ううん僕の片思い、なんだけど。気持ちは通じ合ってたと、うっ、なんでミンジュンとキスなんて、あぁ」
「はー、そっかそっか。」
子供を宥める母親のように涙でぐちゃぐちゃになった顔をタオルで拭いてやった。
それにしてもサンドゥルがこんなに思いを寄せていた女の子がいたなんて。
当たり前かもしれないけれど、わたしはまだ彼らについて知らなさすぎる。
ちょっと、寂しいと思ってしまった。
もっともっと知っていきたい、と。
当初はこんなこと少しも思わなかったのに。
SD「う、チャンヒ…」
わたしの胸に頭を傾けて、チャンヒさんへの思いを泣き喚いて晴らすサンドゥルを抱き寄せてよしよし〜、と抱きしめた。
もうどっちが年上なんだか。
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ナナ(プロフ) - ぬるこさん、ごめんね、小説の続き読むの遅くなって(*´д｀*)。主人公は最後ジニョンをちゃんとみれたんだね(=⌒ー⌒=)。良かった。これで終わっちゃうのは寂しい(>_<)。続編書いたら読むね(^O^)。 (2014年7月30日 22時) (携帯から) (
レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ぬるこ(プロフ) - ナナさん» この小説ももうすぐ終わってしまいますが最後まで読んでいただけると嬉しいです^_^ナナさんの感想とても嬉しく楽しみにしてます☆ (2014年7月15日 13時) (レス) id: 8a1cf1d260 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説…読んだよ(^-^)。主人公がジニョンを避ける理由…よく分かった。ミンホという人に｢好き｣って言う前に主人公の目の前でひかれちゃったんだもん。ショックが大きいよね(泣)。可哀想。ゴンチャンも可哀想。 (2014年7月4日 21時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説読んだよ。ただ…私苦しい。切ないよ(>_<｡)。ジニョンには…主人公の事諦めないで欲しい。主人公には…早くジニョンをみて欲しい。きっと主人公にミンホという人が過去の人で忘れる日が来るよ。続き待ってるね。 (2014年7月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 小説読んだよ(^-^)。バロ…そういう事かぁ〜(o^_^o)バロらしい(^-^)。ジニョン…元気だして(>_<)。続き楽しみにしてるね(^^)。 (2014年7月2日 22時) (携帯から) (レス) id: 9f3b56dc92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬるこ | 作成日時：2014年6月24日 4時
