どんな道でも正解にすれば良い。 ページ46
｢ソクジンさん！｣
ソクジンさんとテミンさんは
さほど移動しておらず、
グラスを片手に二人で話していた。
両者からはただならぬオーラが溢れていて
割り込むのがはばかられたが
今更だな、と思い直す。
私の表情を見て、テミンさんはそっと、
さり気なく席を外してくれた。
｢私、あの、ソクジンさんのこと
ちゃんと知らないです。
私が見てきたのは、BTSのJINだから。
好きだと言っていたのも、
JINを見て言っていた言葉でした。｣
｢…はい。｣
｢ソクジンさんは、
どうして私を選んでくれたんですか？｣
｢え？…あー…くー、
あの時、公園で、
アナタはずっと僕を見てくれたから。
気付いたら、あの日、僕は
キムソクジンとしてアナタと話してました。
僕は、アナタの瞳が好きです。｣
日本語に慣れない分、
より直接的に聞こえる言葉たちが
一瞬で私の心に染み込んでいった。
｢ソクジンさん。
さっきは本当にごめんなさい。
私、キムソクジンさんをもっと知りたいです。
もっと、もっと貴方を好きになりたい。
何も無い私だけど、
貴方の隣に立っても、良いですか？｣
｢ええと…｣
だめだ、こんな時に恥ずかしがってたら。
それこそいつもの私で行かなくちゃ。
｢っ、わ、私を、ソクジンさんの
彼女にしてください！！！！！｣
い、言った！
いつも言っているのとは全く違う。
その人自身とちゃんと向き合うって
こういうことかと恥ずかしながら痛感する。
ソクジンさんはびっくりした様子で
周りをキョロキョロした後、
そっと私を人気のない場所に引っ張って言った。
｢こ、声、大きい…！気をつけて…！｣
｢ぁ…す、すみませんつい…｣
｢いや、もう慣れてきましたけど…｣
｢面目無い…｣
ソクジンさんは困ったように笑って
一息つくと、私に向き直った。
｢僕はお友だちからでも、と言ったけど｣
｢いいえ、お互い好きだと感じているなら
そんなお試し期間、必要ないと思います。
ソクジンさんの恋人になったら今後
きっと攻撃されることも出てくると思います。
それでも、それも全部ひっくるめて貴方と、
貴方を愛している人たちを
愛せるようになりたいです。｣
｢…すみません、まだよく、
日本語分からない所あるけど…
Aは、僕の恋人に、なる？｣
｢はい。好きです。ソクジンさん｣
『… 사랑한다』
ソクジンさんは
安心したように微笑んで
私の頬に手を添えた。
次はちゃんと、互いの気持ちが通った唇で。
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
