歩み寄るということ ページ44
〜JIN side〜
残されたキムソクジン。
ヒロインのピンチを助け
自信満々、王子様気分で最高に決めた
はずだったのに。
『こんなことってある…？』
完全な勝ち戦だと思っていたが故に
振られたことのショックより
混乱が勝っていた。
『まさかまさかのマッカーサーっ
ｱｯﾋｬｯ
ﾋｬｯ
はぁぁ…』
少なからず傷ついた心を
渾身のオヤジギャグで癒そうとしたが
思うようにいかず、自分が想像以上に
ショックを受けていることに驚いた。
参ったなぁ…
好きだと認めてしまったから、
このまま逃がすなんて選択肢がない。
『もー、いつも恥ずかしいことしても
自覚すらしてなさそうなのに
いざってときにこうなるのね…』
ゆるりと後を追うと、
そこにはテミンにくっつく彼女の姿が。
…僕って案外ヤキモチ焼きなんだな。
そういえばさっきもそうか。
何だか新しい自分に出会えた気がする。
いや、これが僕の本質なのかな。
自信の無くて、不安な僕。
この歳になると、いい加減嫌でも
自分を受け入れないと進めないことが
沢山あるので、もうあまり気にすることも
無くなってきたが、元々は自信がなくて
引っ込み思案だったのを思い出した。
『あ、ジナ。…ねえ、君
いきなりナニしちゃったのさ。』
『ヤー！人聞きが悪いな！
僕は素直に気持ちを伝えただけだよ！
ていうか何で僕じゃなくてお前なんだよ』
｢Aさん、念願の生ソクジンだよ？
何か嫌だったの？｣
｢…余りにも非現実的なことが起こりすぎて
私は混乱しています…｣
｢まあそりゃそうだよね。
Aさんからしたら、夢でも見れないくらい
ご都合展開な訳ですし。｣
『ねえ、二人の世界作んないでよ。』
『待って。今Aさんの気持ち整理するために
聞いてるんだから』
『…』
ポソポソとテミニに話をする彼女。
好きを認めた瞬間から
こうも見え方が変わるなんて…
日本語、もっと解るようになりたい。
なんて、らしくない勉強意欲が湧くくらい
わあ…凄いな、僕、好きなんだ…
｢Aさん。｣
彼女に感じていたあの恥ずかしさも
｢ねえ、お願いだから僕を見て？｣
｢Aさん、ソクジニ真剣なんだって。
今起きてるの、本当のことだから
ちゃんと聞いてあげてください。｣
｢…は、はい。｣
胃のムカムカも
｢僕、もっとAさんと話せるように
日本語勉強しますから｣
｢…お友だちから、始めませんか？｣
｢…う、は、はい…｣
本当はきっと、ずっと前から
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
