男、キムソクジン ページ40
〜JIN side〜
『お、付いた。』
客室、廊下等、店には
自家発電も設置しているため
直ぐに復旧した。
『ｱﾋｬ…言うて大したことなかったな』
『ジナ、僕の腕が鬱血しそう』
『ごめん、まだちょっと膝が笑ってて…』
『…。もうちょっと力緩めて。』
『ごめん、』
こ、怖かったー…びっっくりしたーー
『ヤーソクジナ！』
『あ、ヒョン』
『ごめんな、全然声掛けられなくて。
さっきの凄かったね、大丈夫だった？』
向かいからやってきた兄の胸ポケットは
名刺でパンパンになっていて、
パーティが始まってから
ずっと忙しかったであろうことが見て取れた。
『ヒョン、ご無沙汰してます。』
『テミナも一緒か、何でくっついてるの？』
『ああ、これはソクジナが』
『ヒョン！そのカメラどうしたの？』
言わせねーよ？
必死に遮る言葉を振り絞った。
『ん？あぁ、いけない。
すっかり忘れてたよ…これは、
……ってあれ？テミナ、Aちゃんは？』
…ん？今なんて…？
『ああ、さっきまでちょっと
僕たちで話があったので、
今スタッフルームにいるはずです』
僕らも今そこに向かってるんです、とテミン。
『そうなんだ。…ん？スタッフルーム？』
少し考える仕草をするヒョン。
というか、いま、Aって…？
『ヒョ』
『ソクジナ。お前急いでスタッフルーム行け』
『え？』
『スタッフルームは店内と違って、
後付だったから自動点灯しないんだよ。』
『…うん？』
『もしかしたら、
Aちゃんパニックになってるかもしれない。』
『え、どういう』
『Aさん、雷ダメなんですか？』
『雷は知らないけど
Aちゃん、暗所恐怖症なんだ。
誰かが居てくれたら良いけど
今スタッフルームに待機する余裕ある人
居ると思えなくて…』
心配そうにスタッフルームの方向を見る兄。
その前に色々気になること
ありまくりなんだけど…
とりあえず、
『早く行かないと…』
気がつけば自然と体が動いていた。
『俺も各ブース確認してるところだから、
頼んだぞ！』
パニックになった人を僕は見た事がある。
人が怖くて、体が固まったように動かなくて
本番前にトイレから出てこれなくなった弟。
過呼吸になりかけたこともあった。
周りに人がいないとなると、
かなり危ないかもしれない。
扉の前に来て
勢いよく開けそうになったところ
息を整えてノックをする。
｢すみません、入りますよ。大丈夫ですか？｣
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
