認めたくない感情 ページ35
〜JIN side〜
『……え、…は？なんで？？』
居るはずない場所に、彼女は居た。
『ジニヒョン……』
『ジミナ。知ってたのか』
『えっ…はい…帰りに
たまたま見かけてしまって…』
『それで僕に見せないようにしようと？』
『う、はい……ヒョン…』
『は、何だ、やっぱりサセンか。』
『え？』
『あの向かいの男は僕の旧友だよ。
あの女、やっぱり知ってて近づいたんだ』
は、この時期だってのにあんな格好して？
僕が近くにいた時は
中々笑わなかったくせに？
めちゃくちゃ普通に笑ってんじゃん。
『このイベントは会員制。
ここに居るのも、テミナに言い寄って
招待にでもしてもらったんだろ。』
仮にそうだとしたら僕のこともっと探すだろ？
空港の時や、酔っ払ってたあの時みたいに
周りの目なんて気にせずに、
僕がどこにいるか必死に探すんじゃないの？
何二人きりの空間でのんびり満喫してるわけ？
『はっ、カッコ良ければ
誰でもいいってことですか。』
『ジ……ねえヒョン。』
は？意味わかんない。
俺を好きなんじゃないの？
え、何？
何だこれ。
何だこの気持ち悪い感じ。
『ヒョンってまさか本当に…』
『ジミナ。』
『っ、はい。』
『これ、持ってろ』
『え…あ…』
あーあー、そうですか。
まあ薄々思ってましたよ。
あの時こなれた様にキスしてきた時から？
『おい、この尻軽女』
『っヒョン！？』
『！？…あれ？ソクジナ？』
｢えっ！？……っっっ！？！？｣
は、あーそう。
そんな小綺麗に着飾っちゃて。
気合い入れたメイクしちゃって。
『僕の友人にちょっかいかけないで
貰えますか？本当に、とっても、迷惑です。』
『ちょっとソクジナどうしたの？』
お前もお前だよ、テミナ。
こんな女に誑かされて。
｢Aさん、やっと会えたところ
申し訳ないですが、何だかこいつ、
凄く機嫌悪いみたい。ちょっとケアしてくるね。｣
｢えっ……ぁ、はい。分かりました。
あの、私…スタッフルームに居ますね。｣
｢うん、お願いします。
落ち着いたら戻ります。｣
何だよ。僕達は日本語でスムーズに
会話もできて円満ですよってか？
二人の世界作ってますってか？
騙されるなよテミナ。
その女、顔作るの上手いんだから。
こんなとこ、居たくない。
アナタの事になると
本当に胃がムカムカする。
『どこ行くのジナ！』
『……ヒョン…』
『あ、ジミンさん、すみません。
大丈夫。あとは僕に任せて？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1074人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
