推しっぽいと割と何でも愛せる ページ3
誕生日を満喫するために繁華街へ。
最近仕事が忙しいこともあり、
買い物は基本通販を利用しているが、
本来はこういう、街でのショッピングが好きだ。
｢え、かわよ｣
ずっと行ってみたかった雑貨店に入ってみれば、
やはり自分好みのアイテムが沢山並んでいて、
一人で祝うとか…
と若干沈んでいた気持ちは何処へやら。
夢中になってウィンドウショッピングを
満喫していた。
中でも、ふと目に止まった
小さな雑貨店には
魅力的なアイテムが
そこかしこに並べられていた。
年季の入った店構えをしているが
初めて見る店だった。
酷く不思議な魅力を感じて
わざわざ店主に尋ねれば、
5年前にオープンしたのだそう。
店主はオシャレな男性で、
彼も不思議な雰囲気をまとった人だ。
見た目がどことなく日本人らしくない出で立ちをしているが、日本語の会話もスムーズで、きっと日本に来て長いのだろうと感じた。
｢どっちにしよ…｣
一目惚れした2つのデザイングラスを眺めながら、
かれこれ10分程悩んでいる。
｢いつもなら両方買っちゃえば？って言うところだけど、何だかお姉さんとっても真剣だからな〜｣
｢うーん。直感的にはこっちのデザインが好みなんですが、色合いがこっちの方が好きなんですよ…｣
縁に落ち着いたピンクのラインが入ったグラスを見てまた悩む。
直感で選んだ2つだけれど、なんかこう、改めて見てみればこのピンクの方のデザイン、シュッとしてる感じが推しっぽいしピンクなんて入ってたら余計キムソクジン感が…。
こ、これが、愛……。まさか無意識とは。
見れば見るほどソッチニを連想させるこのグラス。
食い入るように見ていると
店主がクスリと笑った。
｢はは、お姉さん面白いね｣
｢え、な、何がですか？｣
｢そのグラスは、大切な人でも思い出すのかな？｣
｢…え、…わかるんですか｣
｢お姉さんの表情、わかりやすいよ。面白い。｣
｢ええ…なんか複雑です…｣
まさか初対面のお店の店主にまでわかってしまう程なのか。……、私の愛は。
そこまで言われたらソッチニグラスにするしかないじゃないか。値段もこっちの方が高いけど今日は誕生日！欲しいものを買おう！
｢決めました！ソッチニ…っ
…こっちに、しますっ！｣
｢ふふ、分かりました。
このグラスは幸せですね。
大切に使って貰えそうだね｣
｢勿論大切に飾ります！！｣
｢ふふ、あくまでインテリアなんだね｣
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
