今晩はスーパームーン�� ページ18
〜JIN side〜
｢私ね、ソッチニみたいになりたいの｣
｢僕、ですか｣
彼女は僕を見つめたまま話す。
｢ソッチニは、アミの前でも、
メンバーの前でも辛い顔を見せないんでしょ？｣
｢…｣
100%そうだとは言いきれないけれど、
僕は弟たちやアミたちにはそういう姿を
見せたくない。
だから仮面を被ることだってある。
｢ソッチニのおかげで皆が救われる、
そういう瞬間がきっとたくさんある。
ソッチニのそんな一面を知ってから
私もそうありたいと思ったの。
何事にも一生懸命、苦手なことにも
真正面からぶつかってきた。
辛いことがあっても
辛いと思わない努力をした。
人前では尚更そんな素振り
1ミリも出さなかった。
大好きなソッチニにできることなら
私にだって絶対できるはずだって思って…
…でも…｣
目に溜まっていく涙が今にも溢れそうで
それでも必死に堪える彼女。
月明かりが瞳を照らすから、その目は
グラスのようにキラキラと輝いていた。
流暢な日本語はあまり聞き取れないし
言っていることも半分位しか
分からなかったけれど、
彼女が僕のようになりたくて頑張ってたけど
最近耐えられなくなってきて爆発した。
そんな感じだってことは理解出来た。
｢僕とアナタは、違います。ちがう、人です。
あー、僕も、頑張っても苦しい時、あります。｣
｢でもそんな姿私たちarmyには
見せないじゃん｣
｢もちろんです。僕は、
アミの王子さまだから？
いちゅでもかっこいいハンサムです。｣
｢そのテンションでも言っちゃうのね。
そういう所も大好きなんだけどさ。｣
次第に彼女の表情が暗くなる。
｢いつまで経っても、何年経っても
私は貴方に追いつけない。いつも
追いかけてばっかり。
ソッチニみたいになりたい。
でも無理なのかな…｣
落ち込んでいる彼女を見ていると
何だか胸の辺りがムカムカする。
幻だろうが、この僕にこんな至近距離で
会えているのに、いつもの威勢どころか
ずっと沈んだ表情のままな彼女に
段々イライラしてきた。
『らしくないな。』
｢？｣
『そんな姿、アナタらしくない。
あなたはもっと、激しくて情熱的で
恥ずかしい人でしょ。
この僕が今隣にいるのに、
こんなこともう二度とないよ、きっと。』
｢ごめん、何言ってるかさっぱり…｣
さっきから全然笑顔にならない彼女に
イライラは募るばかり。
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れん(プロフ) - びぃんさん» もちろんです！ (2021年8月3日 17時) (
レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» またまたありがとうございます！本当はもっと2人にちょくちょく関わらせてみたかったのですが、ウチの主人公がほんと闘牛過ぎてそんな間もなくジンくんをものにしようとしてますね笑笑 ぜひとも最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - やっぱりいつ見ても面白いです！コメントせざる負えない！ニヤニヤしすぎてやばいです笑更新楽しみにしてます！！毎度毎度コメント失礼しました！ (2021年8月2日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - れんさん» れんさんありがとうございます！まさかそう言っていただけるとは思ってもいなかったのでとても嬉しいです！！漸く2人がちゃんと出会えました…笑 是非とも今後の2人を見守っていただけたら嬉しいです！ (2021年7月26日 22時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 凄ぉく、面白いです！なんかもう笑いすぎてお腹痛いですwこれからも応援してます！あと、更新まってます！ (2021年7月26日 17時) (レス) id: 4472ef1b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びぃん | 作者ホームページ：https://twitter.com/RJSJJVJ666
作成日時：2021年7月20日 8時
