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『兵庫水軍の皆様方、お怪我はございませんか?今縄を解きますね(カチン…・スタ…・ストン…)』

兵庫水軍「……っ!!(バクバクバク)」

兵庫水軍(近い!!!!)

第三協栄丸「あの……、助けに来てくれてありがとう……」

『いえ、私も偶然、近くを通り掛かったので間に合って安心いたしました(シュル…・パサッ…)』



叶夢は兵庫水軍の縄を解きながら言った。



鬼蜘蛛丸「あの、ありがとうございます。お陰で助かりました」

(わあ……っ、男前さん勢揃いですね……っ。これぞ海の男性でしょうか)

『いえ、あ、こちら、ドクタケ忍者から奪い取りました密書なのですが』

鬼蜘蛛丸「ありがとうございます。ドクタケの奴等はこの海を狙う悪い奴等なんです」

『ええ、ドクタケの話はお兄さん達からもお聞きになっていました。これ程悪いとは……』

鬼蜘蛛丸「ご兄弟がいらっしゃるんですか?」

『ええ、お兄さんが六人いらっしゃいます』

兵庫水軍「六人!!?多っ!!」

『補足いたしますと、お兄さん達は六つ子です』

兵庫水軍「六つ子!!?」

舳丸「もしかしてお兄さん達は忍者だったりしますか?」

『ええ、忍者界一最強の白雪兄弟とお聞きになりました事ございますか?』

舳丸「ええ、有名人ですからね。確かフリーとして活動していると耳にしています」

『ええ、そちらの方々が私自身のお兄さん達です』

兵庫水軍「ええっ!!?」

リング〈お兄さん達は本当有名人だよね……〉

『ええ……』

鬼蜘蛛丸「そういえば、あなたのお名前はなんですか?」

『申し遅れが出ました、私は白雪 叶夢と申し上げます。これからお兄さん達みたいに立派なフリー忍者になります為に忍術学園へ入学する事にいたしました』

重「叶夢くんですか!忍術学園とは仲良いのでこれから仲良くして貰えると嬉しいです」

『ええ、私の方こそよろしくお願いいたします。それでは、私は急ぎますのでこちらで失礼いたします』

兵庫水軍「ええっ!?」

鬼蜘蛛丸/義丸/間切/網問/舳丸/重/白南風丸「叶夢くん!待って下さい!!」

蜉蝣/疾風/由良四郎/東南風/瓦「もう行くんですか!?」

『へ?ええ。そろそろ忍術学園へ伺わないといけませんし……』

兵庫水軍(叶夢くんは恩人で……まだ何もお礼していないのに……)

第三協栄丸「なぁ、叶夢。今度時間ある時に兵庫水軍の海に来てくれないだろうか?」

四→←二



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設定タグ:忍たま乱太郎 , 男主 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:悠月 | 作成日時:2021年11月9日 0時

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