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48○ ページ3

紫「 何があったん? 」



私が落ち着いてきたのを確認すると
紫耀が優しく私に問いかける。





『 全部聞いたの、私の病気のこと 』


さっきまで優しかった紫耀の表情が
一瞬で動揺の色を見せる。




『 紫耀も知ってたんだね 』


紫「 隠しててごめんな?
言ったら傷付くと思って、言えんかった 」


『 分かってるんだよ、

紫耀も、櫻井先生も、
私のことを想ってくれてるのは。


でも、どうしようもなくて、
何も分からないくせに、って思っちゃうの 』




また少し取り乱してしまう私を
紫耀は黙って抱きしめてくれた。





紫「 俺が代わってやりたい、 」


『 紫耀が死んだら、私生きていけないよ 』


紫「 それは俺も同じやで? 」



切なく揺れるその瞳から

紫耀が本気で、私の死と向き合って
くれていることを実感した。





紫「 俺は、Aが生きててくれたら
それだけでいい、他に何もいらん 」


少し涙ぐんだ声だけど、

素直に、真っ直ぐな想いを伝えてくれる紫耀は
やっぱり自分の想いを言葉にするのが上手だ。




『 私、紫耀と家に帰りたい 』


投げやりになるのはやめよう。





1分でも1秒でも永く君と居たいから
今を精いっぱい生きようって。



紫「 一緒に帰ろう 」





もしこれが最後の時間だとしても
後悔しないように、

君はずっと私の側に居てくれますか?

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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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mii(みぃ) - れんこんさん» 待っててくださりありがとうございます!!この作品消すか迷ってたので素敵な感想いただけて嬉しいです、、ありがとうございます! (2019年8月14日 16時) (レス) id: c991b3621f (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます!このお話に出会ったのは少し前になるのですが、 ずっと続きが気になっていたので嬉しいです・・!とても面白かったです。感動しました! (2019年8月13日 14時) (レス) id: b8fdd11d40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年7月7日 20時

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