検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:22,453 hit

63○ ページ18

廉「 あのさ、俺、
力になれること何かないかな… 」


『 へ? 』






紫耀のお墓参り、
一緒についてきてくれた廉くんが

手を合わせる私を見て、そう言った。









廉「 あ、その、ほら、
この先さ、Aちゃん一人で生きていくのも
大変やと思うし、だから、その、 」




廉くんにしては珍しく
しどろもどろになりながら

必死に言葉を選んでくれているのが伝わる。







廉「 平野のものやっていうのは分かってるけど、

でも、これからAちゃんを守っていくのは
俺がいいな、って思うから。 」



廉くんは改まって、
しゃがみこんでる私と視線を合わせるように
自分も腰を下ろして。







廉「 俺の女にならん? 」




一度は好きになった人。


憧れ、初恋、ときめき、
いろんな初めてをくれた人。


でも、私は、今もずっと、







『 ごめんなさい。
廉くんの気持ちはすごく嬉しいよ?

でも、私は、今もずっと、紫耀の奥さんだから。

これから先もずっと一人で、
紫耀と一緒に、生きていくって決めたの。 』




自分の胸に手を当てるだけで、
紫耀と繋がっているような気がして
いつだって強くなれる。


今、目の前で見てくれてるかな?


私の気持ち、ちゃんと届いてるかな?






何度も迷って、傷付けて、遠回りしたけど、
ようやく気付けた愛の形だから。


もう二度と間違えない。間違えたくない。






廉「 本気、なんやな 」


『 うん 』


廉「 あーあ、勝ち目なさすぎるな 」



廉くんは吹っ切れたように笑った。







廉「 ちゃんと幸せになるんやで?
俺は、ずっとAちゃんの味方やから 」


『 …ありがとう 』



廉くんの優しい言葉に思わず涙ぐむ。

そんな私をそっと優しく抱きしめてくれたのは、
廉くんだった。

64○→←62○



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
247人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mii(みぃ) - れんこんさん» 待っててくださりありがとうございます!!この作品消すか迷ってたので素敵な感想いただけて嬉しいです、、ありがとうございます! (2019年8月14日 16時) (レス) id: c991b3621f (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます!このお話に出会ったのは少し前になるのですが、 ずっと続きが気になっていたので嬉しいです・・!とても面白かったです。感動しました! (2019年8月13日 14時) (レス) id: b8fdd11d40 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年7月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。