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それから1年が経った。
私はあれから病院の小児科でお世話になっている。
ずっと入院してきたから
子供達の気持ちが分かることもたくさんあって、
カウンセリングのような仕事をしている。
といっても、普段はほとんど子供達と遊ぶだけ。
少しでも子供達を笑顔にするのが私の仕事だ。
流「 Aちゃーーーーん！ 」
『 こらー！走らない！危ないでしょ？ 』
廊下から駆け込んできた流星くんを捕まえて
ぎゅうっと抱っこする。
流「 ごめんなさい、
でも、先生がまた検査するって言うから… 」
涙目になりながら、
必死に私のとこに逃げてきたらしい。可愛い。
櫻「 あ、いたいた。 」
そして、後から追いかけてきたのは櫻井先生。
櫻井先生に目で合図すると、
先生は申し訳なさそうに頭を下げて
また病室から出て行った。
『 あのね、流星くん。
先生が何で検査するか分かる？ 』
流星くんは大きく首を横に振る。
相当嫌なのか、私の腕にしがみついたまま。
『 流星くんがいつも元気でいられるように
先生が見てくれてるんだよ。
もし、検査しないで病気が悪化してたら
もっとしんどいでしょ？
だからちょっとだけ頑張ろう？ね？ 』
流星くんはまだ腑に落ちないような顔をしてたけど、渋々検査に行くのを決意してくれたみたいだ。
『 待ってるね〜！ 』
流星くんを見送って一息つくと。
「 ひーらのさんっ！ 」
『 あ、廉くん！ 』
廉「 相変わらず子供扱い上手いなあ 」
流星くんと入れ替えで、
ニヤリとしながら病室に入ってきたのは廉くんだ。
『 人聞き悪いなあ、 』
廉「 褒めてるんやけど？ 」
『 ありがとう 』
廉「 今日は何時上がり？ 」
『 もう上がる時間なんだけど、
流星くんの検査待ってるって約束したから… 』
廉「 他の男の約束優先するん？ 」
そう言って後ろから抱きついてくる廉くん。
小児病棟で何をするんだ、この男は。
『 ばーか、子供に嫉妬しない〜！ 』
廉「 なんか最近、
俺のことも子供扱いしてない？
俺、男なんやけどなあ？ 」
『 ちょっ、廉k…… 』
今度は前から抱きしめられて、
確かめるように顔を覗き込まれる。
顔から火が出そうなぐらい熱い。
ドキドキ。
ここでみんなが気になるのは、
廉くんと私の関係についてだろう。
時は少し遡り、半年前__________
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mii（みぃ） - れんこんさん» 待っててくださりありがとうございます！！この作品消すか迷ってたので素敵な感想いただけて嬉しいです、、ありがとうございます！ (2019年8月14日 16時) (
レス) id: c991b3621f (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます！このお話に出会ったのは少し前になるのですが、 ずっと続きが気になっていたので嬉しいです・・！とても面白かったです。感動しました！ (2019年8月13日 14時) (レス) id: b8fdd11d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii（みぃ） | 作成日時：2018年7月7日 20時
