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目から一筋の涙が流れて
私はようやく目を覚ました。
『 れん、くん……？ 』
廉「 Aちゃん、よかった、
ほんまによかった…… 」
ベッドの脇には廉くんが居て
ずっと私の手を握ってくれていた。
廉「 痛いとことかない？大丈夫？ 」
『 うん、平気… 』
もう、私の胸の中には、紫耀がいる、
どくどく、心地よい鼓動、
ずっと側で感じていたこの鼓動が、
『 紫耀……っ 』
不思議な感覚だった。
紫耀はまだ生きているのに、
もうこの世界のどこにも居ない。
廉「 俺、先生呼んでくるな、 」
廉くんはそんな私を1人にしてくれた。
1人になると溢れ出す思いを、
受け止めてくれる人はもう“ここ”にはいない。
『 愛してるよ 』
:
:
そのあと、廉くんが櫻井先生と一緒に
病室に戻ってきた。
櫻「 ああまじでよかった！！！
もう意識戻んないかと思ってまじで焦った！ 」
櫻井先生は初めて私を抱きしめた。
あまりにも力強かったけど、
『 痛く、ない…… 』
櫻「 え？ 」
『 心臓、痛くない、 』
ぎゅうっと締め付けられるような痛みも、
苦しさも、何も感じなかった。
そんな私に、櫻井先生はニコッと笑って言った。
櫻「 手術は無事成功です、
Aちゃん、おつかれさま 」
私、君がいなくなってから弱くなったかな、
また、涙が溢れて止まらなくなった。
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mii（みぃ） - れんこんさん» 待っててくださりありがとうございます！！この作品消すか迷ってたので素敵な感想いただけて嬉しいです、、ありがとうございます！ (2019年8月14日 16時) (
レス) id: c991b3621f (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます！このお話に出会ったのは少し前になるのですが、 ずっと続きが気になっていたので嬉しいです・・！とても面白かったです。感動しました！ (2019年8月13日 14時) (レス) id: b8fdd11d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii（みぃ） | 作成日時：2018年7月7日 20時
