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2016/12/5
Aと同居生活。幸せすぎてバカになりそう。
これからもずっとずっとAの笑顔を守りたい。
2018/8/22
ようやくAと結婚。
何年間もずっとずっと想い続けてほんまによかった。
傷つけた分、絶対に幸せにしてやりたい。
2018/10/10
病気はAのことを苦しめる。
何でAなん?
何があっても、俺の命に代えても、Aだけは守りたい。
2019/1/25
余命宣告をされてからAは目に見えて弱っていく。
何も出来ない自分が歯痒い。
2019/3/1
Aの希望で自宅療養に切り替えた。
ずっと一緒に居られるのは幸せやけど、このままAが居なくなったらどうしよう。
お願いやから俺からAを奪わんといて。
これはほんの一部で、
もっともっと細かく、
紫耀の気持ちが綴られていたこの日記。
何も知らなかった。
紫耀の本当の気持ちに全然気付いてあげられなくて
何度も傷つけていたかもしれないのに、
それでも一途に私を愛してくれた紫耀。
こんなこと知ったら、余計に会いたくなるよ。
ねえ、紫耀?会いたいよ。
涙の跡で、ノートがボロボロになる。
と、窓の外から風が吹いて、
ノートがパラパラと捲れた。
そして、最後のページが開いたとき、
そこには、紫耀の文字で、
Aへ、と書かれていた。
『 まだ、ある… 』
そのページをそっと撫でて、
ゴクリと息を飲んで読み進めた。
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mii(みぃ) - れんこんさん» 待っててくださりありがとうございます!!この作品消すか迷ってたので素敵な感想いただけて嬉しいです、、ありがとうございます! (2019年8月14日 16時) (レス) id: c991b3621f (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます!このお話に出会ったのは少し前になるのですが、 ずっと続きが気になっていたので嬉しいです・・!とても面白かったです。感動しました! (2019年8月13日 14時) (レス) id: b8fdd11d40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年7月7日 20時