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昨日の場所に彼はいなかった。
やっぱり冗談だったのかもしれない、
約束なんて忘れてしまったのかもしれない、
どちらにしろ彼は待っても来なかった。
紫「 ほんとに来るの？ 」
痺れを切らした紫耀のその言葉で
私ももう待つのを諦めた。
『 忘れちゃったのかなあ、
…いいや！紫耀、2人で行こ！ 』
紫「 あー うん 」
紫耀は少し気にしてたみたいだけど
私が手を引っ張ったら
何も言わずについてきてくれた。
エレベーターで最上階まで登り
そこから少し階段を使わなければ行けない屋上。
紫「 大丈夫？ゆっくりでいいよ 」
紫耀は私の体調を気遣って
いつもよりゆっくり歩いてくれた。
が、体調がいいとはいえ
普段病室から出ていないせいか
体力はかなり落ちていて
少し登るだけで胸が苦しくなった。
『 紫耀、ちょっと休憩してもいい？ 』
紫「 大丈夫？
一回病室戻った方がいいんじゃ… 」
『 それはやだ！行きたいの、外に 』
紫耀は私のわがままに困っていたが、
気持ちが揺るがないのを悟ると。
『 えっ、ちょ、紫耀…!? 』
紫「 これなら苦しくないやろ？ 」
私をお姫様抱っこして優しく笑った。
『 で、でも… 』
紫「 俺は大丈夫やから
一緒に屋上行こ？ 」
紫耀は優しく言うと
階段を一歩ずつ登り始めた。
ちょうど紫耀の胸の鼓動が聞こえる。
私は紫耀の胸に顔をすり寄せるようにして
その心地よい鼓動を聞いていた。
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ぴよやす(プロフ) - 廉くん落ちがいいです！ (2018年5月26日 22時) (
レス) id: 81d830dd85 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - 紫耀くん落ちがいいです！これからも頑張ってください！ (2018年5月23日 17時) (レス) id: 5559882354 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 廉くん落ちがいいです！！最後まで読みたいです。これからも頑張ってください。 (2018年5月20日 3時) (レス) id: b69dac7446 (このIDを非表示/違反報告)
名前無し - 紫耀くん落ちがいいです！最後まで読んでみたいです！ (2018年5月8日 20時) (レス) id: 7eb5637bc2 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - めっちゃ面白いです！！廉くん落ちがいいです！！これからも頑張ってください！ (2018年5月7日 16時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii（みぃ） | 作成日時：2018年3月30日 3時
