放課後空き教室【新･信長公記】 (ページ7)

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『どう思うよ武田』

武田｢何がだ｣

『かれこれ三日くらい一緒に帰ってるじゃん、私達』

武田｢それが何だ｣

『上杉の野郎一言も話しかけて来ない訳だよ？』

『何ならみやびちゃんと話す事増えたし』

武田｢俺に聞くな｣

『うっわ、辛辣』

『泣いちゃうんだけど』

武田｢泣いとけ｣

『酷～い！このか弱いレディAちゃん泣いちゃう～！！』

武田｢ばっ、引っ付くな！！｣

～～～～

上杉｢はあぁぁぁ…｣

日下部｢大丈夫ですか？上杉くん｣

上杉｢大丈夫、多分｣

上杉｢ほんとに捨てられたかもしれない、どうしよう｣

秀吉｢俺からしたらお互いに拗らせてるだけに見える｣

日下部｢本当に心当たりはないんですか？｣

上杉｢僕が考える限りでは無いね…｣

秀吉｢…あ、｣

秀吉｢俺心当たりあるかも｣

上杉｢本当か！？｣

日下部｢でも何故秀吉くんが…？｣

秀吉｢1週間ちょい前に…｣

かくかくしかじか(前々回参考)

上杉｢確実にそれだ…｣

日下部｢つまり、上杉くんとの距離を感じたAさんが怒ってこのような行動に出たと、｣

秀吉｢俺が思う限りではせやな｣

上杉｢やはり距離を置きすぎたのだろうか…｣

秀吉｢距離置いてる自覚はあったんかい｣

日下部｢なぜ距離を置いてしまったのですか？｣

上杉｢…心の準備？と言うか、緊張して上手く話せないと言うか…｣

秀吉｢何急に初心になっとんねん！！｣

上杉｢まさか怒っていたとは…｣

日下部｢しかし原因が分かったのであれば大丈夫ですよ！｣

秀吉｢せや！！すぐ謝ってきい！｣

上杉｢ああ、｣

～～～～

Aside

上杉｢A！｣

『…上杉？』

上杉｢今日の放課後、話したいことがあるんだけど｣

『…』

はい？？？？？？？？

え、このタイミングで？？？？？？

別れ話ですか？？？？？？

てか急になんだよ！！！！！手のひら返しですか！？！？！？

今まで散々冷たかった癖によ！！！！！！

『…無理、武田と帰るから』