シャンブルズ ページ8
「キャプテン、これ....」
「霧のようだな」
城の前に充満している銀に輝く霧は、光を反射して煌めいていた
「入っても、いいんですかね？」
「駄目だ。」
俺は即答した。
確か噂では、「侵入しようとした海賊はみんな門に入る前に意識を失った」んだったな。
それはつまり城の前に海賊達を倒した何らかの罠があるということだ。
そして城の前に充満している霧。
ここから考えて霧がそのトラップであることは間違いないだろう。
少し考えてから、俺は鞄から医療用の白いガーゼを取り出してその霧に近づいた。
「....え、何してるんですか、キャプテン？」
「まぁちょっとな。」
己の目的を果たし、ガーゼをそっとカバンにしまい込む。
「ちょっと下がってろ、お前ら。」
命令通りにクルー達が全員後方に避難したことを確認してから再び霧に近づいた。
「room」
見慣れた青いドーム状の膜が、俺たちから城の入り口に届くくらいにまで達したことを見計らって、俺はいつもの言葉を口にする。
「シャンブルズ」
するとさっきまで充満していたはずの霧が俺たちが登ってきた山の方に散っていく。
これで何も気にすることなく入城できるというわけだ。
「すっげぇぇぇぇ......！！」
「やっぱさすがです！キャプテン！！」
「どこまででもついていきます！！！」
クルー達に口々に賞賛されて思わず口角が上がるが、ほんの少し気恥ずかしくなる。
「.....能力を使っただけだろ。ほら、お前ら行くぞ。」
「あいあい！キャプテン！！」
まったく....可愛い奴らだ。
門をくぐり、ベポの横で歩きながら俺は先ほどのガーゼを取り出す。
「へぇ....思っていたのと違うな。」
「ん？キャプテン何してるの？」
「いや、なんでもねぇ。」
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ネギハチミツ(プロフ) - レイさん» まず、私の作品を気に入って下さり本当にありがとうございます！私も他の方がアンチコメを書かれているのを見たことがあります。正直アンチは怖いですが、レイさんのように応援してくださる優しい読者様がおられることを忘れないように頑張りますね！ (2020年8月26日 15時) (
レス) id: c992f79167 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 応援しています。長文失礼しました。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ネギハチミツ様のお話はとても面白いので、今後アンチコメなどが書かれることがあると思います。しかしネギハチミツ様の作品は素晴らしく、私以外にも更新を楽しみにしている方が沢山います。アンチなどを気にせず、無理しない程度に更新頑張って欲しいです。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ネギハチミツ様の作るお話はとても面白く、話がよく作られており、ギャグな別作品と異なりシリアスな今作では主人公の悲痛な思いに涙が出そうになるところもありました。私はこれまでに多くの神作者の人々を見てきましたが、アンチなどがあり失踪する方々がいました。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 初コメ失礼します。この作品がとても素晴らしいという事と、ネギハチミツ様のもう一つの作品も好きだったという偶然が重なり、思わずコメントを書いてしまいました。長文になりますが、どうかご了承の程お願い申し上げます。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギハチミツ | 作成日時：2020年8月25日 18時
