3つの理由 ページ7
国王の情報が集まって行くたびにクルー達の顔色は悪くなっている。
しかしそれは当たり前の事だ。何故なら集まった情報といえば、
・冷酷、情がない
・10代か20代で性別不詳
・一匹狼
・一般人には何もしないが、同業者(＝海賊)には容赦ない
・悪魔の実の能力者
・山の上の真っ黒な城に住んでいる
なのだから仕方がない。
とても海賊である俺たちと穏やかな会話ができるとは思えないのだ。
それに話によればヤツの城に侵入しようとした海賊のほとんどは何故か城の前で意識を失うらしい。
意味が分からないが城に何らかのトラップを仕掛けているということだろう。
「随分と、その、何というか....怖いかんじのやつみたいですね.........。」
「そうだな。」
「あのキャプテン....本当に行くんですか.....？」
「あぁ。」
クルー達はすっかり怯えきっており可哀想ではあるが、俺は既に腹を決めている。
なぜここまでヤツには会いたいかといえば、理由は三つだ。
まずは無難に海賊としての好奇心。
こんな美しい島は珍しいし、何より七武海と対戦できるかもしれないチャンスなんて滅多にあるもんじゃない。
海賊としては興味がないわけがない。
二つ目は、ドフラミンゴの情報を得たいからだ。
何といってもドフラミンゴも七武海なのだ。
かなりの高確率で”蜃気楼”がヤツと接触していると考えれば、どうにかして蜃気楼からヤツの情報を聞き出したいところである。
そして、次が本題だ。
俺はこの島に来てずっと気になっていた。
この街並みも。この商店街も。あの城も。あの山も。
俺は全部見たことがある。
そう、この島は。
滅亡する前のフレバンスにそっくりなのだ。海から浮いていることを除いては。
ここまで似ているともはや偶然だとは言い難い。
一回フレバンスに訪れたことがあるから真似できたという次元ではない。
つまりは蜃気楼は当時の白い街のことを良く知っているということだ。
あの街が滅んだのは15年前。
しかし蜃気楼は10代か20代。
....やはり変だ。
“滅亡前のフレバンスの街並みを良く知っている、または住んでいた”というのはもうこの世に俺しかいないはず。
当時のフレバンスは鎖国状態だったから、”長いこと観光で訪れていた”というのもおかしい。
.....
「うん。やっぱりお前ら、今すぐヤツの城に行くぞ。」
「「「え、マジすか…」」」
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ネギハチミツ(プロフ) - レイさん» まず、私の作品を気に入って下さり本当にありがとうございます！私も他の方がアンチコメを書かれているのを見たことがあります。正直アンチは怖いですが、レイさんのように応援してくださる優しい読者様がおられることを忘れないように頑張りますね！ (2020年8月26日 15時) (
レス) id: c992f79167 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 応援しています。長文失礼しました。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ネギハチミツ様のお話はとても面白いので、今後アンチコメなどが書かれることがあると思います。しかしネギハチミツ様の作品は素晴らしく、私以外にも更新を楽しみにしている方が沢山います。アンチなどを気にせず、無理しない程度に更新頑張って欲しいです。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ネギハチミツ様の作るお話はとても面白く、話がよく作られており、ギャグな別作品と異なりシリアスな今作では主人公の悲痛な思いに涙が出そうになるところもありました。私はこれまでに多くの神作者の人々を見てきましたが、アンチなどがあり失踪する方々がいました。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 初コメ失礼します。この作品がとても素晴らしいという事と、ネギハチミツ様のもう一つの作品も好きだったという偶然が重なり、思わずコメントを書いてしまいました。長文になりますが、どうかご了承の程お願い申し上げます。 (2020年8月25日 23時) (レス) id: d93c2575b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギハチミツ | 作成日時：2020年8月25日 18時
