110話 ページ21
つ「…桜哉と屋上から落ちた時、私少し昔のこと話したでしょ？」
真「…うん。つぼみの両親のこと…」
つ「もう物心つく前からそんな状態だったから、精神的にも色々辛くてさ。正直、死んだ方がまだマシと思うくらいだったよ」
真「……ッ」
聞いている真昼はいかにも辛そうだった
つ「でも昔の私にも一人だけ味方がいたんだ。たった一人の姉だった。篠宮咲っていって、元気な…真昼と同じ太陽みたいな人だった」
真「…お姉さん…？」
つ「うん。でもお姉ちゃんも私と同じように両親からのDVを受けてた。
だから私たち二人で暮らそうって約束してたんだ。
お姉ちゃんはどこかは分からないけどもうかなり前から働いてたらしくて、そのお金で一緒に暮らそうって話してた。
でも…そのことが親にバレた」
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当時住んでいたアパートで姉と父親が言い争っていた
正直、その時は恐怖でいっぱいで姉の背中に隠れてた私の耳には何も届かなかった
ただ唯一聞こえたのは
ドガ、と父親が姉を殴った鈍い音だけだった
つ「…お姉ちゃん！！！！」
『ガキの分際で調子乗りやがって…だれがここまで育ててやったと思ってるんだ…』
咲「…育ててやった…？お前の育てるってやつは小さな子供に皿のない腐った残飯を食わせることなのか？」
口元を押さえながら言い返す
『…大人をなめるんじゃねぇ！！！！』
矛先を変えて今度は私に向かって拳を振り上げた
つ「！！」
咲「ーーつぼみ！！！！！」
とっさにかばった姉は私の前に守るように立ちふさがる
ドガ、とさっきより大きな音がしたかと思うと、足元に姉がぐったりとした様子で横たわっていた
つ「…お姉ちゃん…？」
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かなと(プロフ) - なのはさん» 返信遅れて申し訳ありません…！なのはさんありがとうございます！更新楽しみにしていただけて嬉しいです…！今後ともよろしくお願いします！ (2020年8月17日 19時) (
レス) id: c38ac02145 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！ (2020年6月16日 1時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - なのはさん» コメントありがとうございます！今これからの話を練っているところなのでもうしばらくお待ちしていただけたらと思ってます。長らく更新せずすみません… (2019年2月21日 18時) (レス) id: c38ac02145 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか？ (2019年2月18日 23時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - なのはさん» コメントありがとうございます！更新楽しみにしていただけて嬉しいです…！真昼落ちにしようかと考えています。これからもよろしくお願いします！ (2018年8月6日 14時) (レス) id: c38ac02145 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなと | 作成日時：2017年9月24日 17時
