【文スト】探偵社のお調子者 (ページ18)

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16話ページ18

敦「そういえば皆さんは探偵社に入る前は何を？」

敦が何気なく質問すると、途端に社員一同は静まり返った

敦「？」

太「何してたと思う？」

敦「へ？」

太「なにね、定番なのだよ。新入りは先輩の前職を中てるのさ」

それを聞いた敦は顎に手を当て、考え始める

敦「谷崎さんと妹さんは…学生？」

谷「おっ、中った。凄い」

ナ「どうしてお分かりに？」

敦「ナオミさんは制服から見たまんま。谷崎さんの方も歳が近そうだし勘で」

意外にも才能を発揮させる敦

太「やるねぇ。じゃあ国木田君は？」

奏「意外と言われれば意外。そういえばと言われれば納得だよねー」

国「俺の前職など如何でもーーー」

敦「うーん…お役人さん？」

太「惜しい」

奏「国木田さんは元々学校で数学教えてた先生なんだってさ！」

敦「へえぇ！」

国「昔の話だ。思い出したくもない」

その前職に内心納得する

ふと、となりに座っている奏の前職も気になった

敦「立花さんは何をしてたんですか？」

奏「私パスで太宰さんは如何？？如何かな？？」

太「ん？私かい？」

敦「え、太宰さん…？えっと…(うまく話題を避けられたような…あまり話したくなかったのかな…)」

奏に聞こうとするも、彼女の隣にいた太宰に話のテーマが移る

そのあからさまな様子を不審がりながらも太宰の前職を考え始めた