12話 ページ14
ナ「うふ、よろしくお願いしますわ」
谷「い、痛い、そこ痛いってば、ナオミごめん!ごめんって!」
敦に仕事しようと誘われた爆弾魔と仲睦まじく戯れる(?)人質だった少女
谷崎潤一郎 ーー能力名『細雪』
その妹 ーーナオミ
そしてその2人の間から、敦を爆弾のほうへ突き飛ばした手がひらひらと手招きした
そのそうそうたる面子を見て、尻餅をつく敦
敦「ぼ…僕を試すためだけに…こんな大掛かりな仕掛けを?」
太「こんなんで驚いてちゃ身が保たないよ?」
奏「そうそう!!このぐらいの騒動が武装探偵社じゃBGMぐらいなんだから!」
それを聞いてかさかさと後ろに下がり、必死に抗議する
敦「いやいや!こんな無茶で物騒な職場僕には無理ですよ!」
奏「えー、楽しいよ。いいじゃんかっこいいじゃん武装探偵社!!」
敦「かっこいいとかそういう問題じゃなく!?」
太「まぁまぁ、かなちゃん。敦くんがそこまで言うなら強制はできないよ
敦くん、君が無理と言うならこちらも強制はしない」
その言葉を聞いて、敦はぱっと明るい表情になる
しかしその表情は次の太宰の言葉で崩れ落ちた
太「となると君が住んでる社員寮引き払わないと
あと寮の食費と電話の払いとかあるけど……大丈夫?」
選択肢など、敦に存在しなかった
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奏「いやぁ〜!よかったよかった!おめでとう敦くん!」
敦「やっぱり僕には無理そうなんですが…」
奏「そんなことないよ!それに敦くんかっこよかったよ。やっぱりすごいなぁ!」
面と向かって褒められることに慣れていないーーさらに奏が予想以上に近いことに敦は思わず顔を赤くする
敦「…やめてくださいよー…」
奏「あ、敦くん照れてる??照れちゃってる??」
敦「なんでもないです!!」
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作者名:かなと | 作成日時:2017年7月24日 22時