保健室で会いましょう【及川 徹】

一難去ってまた一難 ページ2

(あ、あ、なんなのこの…)






不幸！！



「なにか、音しなかった？」

？「……」

「誰かいる…の？」

？「気のせいだよ…」





やばい、心臓出そう…



？「続きしよ？」

「ん、あ…は、はいっ////」

？「んっ…可愛い」

「はっ…ぁんっ」



(とりあえず、バレてなさそうだ)
溜息をつきたくてもつけない。
気が抜けない…っ






スマホｫｫｫｫｫ……っ







＿＿＿

「今日はとっても楽しかったです♪」

？「俺もだよ〜」

「じゃあまたぁっ！」

？「うん！」



…………ぁあ！行ったか…
長かったな。
あの二人は最後までやってしまっていた。

こんなとこでやるなや、迷惑だ。


………人の事言えない…のか






ひとまず体制を起こしてスマホを拾う。
時間は12時過ぎだった。
1時間か……100年に感じたわ。





『…はぁっ……』






ジャッ！！




？「君ここで何してるの？」

『……は？』




嘘でしょ…

男の方まだいたの……！？

どう、な、んだ、で…いやぁ……え？


とりあえず、やばい。





ヤバいってまじやばいって。


目を泳がせながら開けた相手をみると、


………イケメンじゃん…

整った顔だ。
白い肌に、筋が通った鼻。
大きな目に綺麗な唇。


今まで声しか聞いたことがなかった。




ここに来るだけある……




？「君ここで何してるの？」(二回目)

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