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『レッスン費もこっちで負担するから、って言われてほんとに不安なまま韓国に来ました。』

JS「うん、あの時のAは凄く不安そうだったよ」

『その時は、ただまた2年間ダンス頑張って何も無く日本に帰ってくるんだろうな…。その中でまあ何か変われたらいいな程度でデビューなんて脳内にすらなかったんです。

だけど、ヨヌオッパに事務所内案内してもらってたらSEVENTEENっていうデビュー候補グループと練習してもらうからって言われました。』







A本人から当時のことは今まで聞かされることがなかったから、初めて聞く話なんだと思ったら何となく足が止まってしまう。









『オッパ?』

JS「今日はちょっと遠くのコンビニ行こっか笑」

『はい笑』








そう言ってまた、歩き出した。






JS「話止めてごめんね。続き、聞かせて?」

『え、あ…。私ほんとに不安で、みんな年上ばっかだし言葉も分からないし習い事でダンスやってたくらいだからいきなり年上の大きな男の人たちと練習だのデビュー候補だって言われて、もう約束破ってでも帰りたいってめちゃくちゃ思ってました。

この人たちは何年もずっとここで練習して積み上げてきた物があるのに、私なんかが入ったら…って考えたら皆と仲良くするのも怖かった。

でも、今更帰るなんてことも出来なくて2年だから何となくでいいやって思ってたけどそれも出来なくて…不安とかプレッシャーで何回も押しつぶされそうになってました。

だけど、皆がAの居場所はここだって言ってくれるのが嬉しくて…出会ってそんなに経ってないのに。めちゃくちゃ嬉しくて。

なんか言葉にするの難しいんですけど、私はSEVENTEENに人生賭けて良かったなって活動する度に思います。』








そう、僕の顔を見て伝えてくれるAに涙が出そうになった。

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設定タグ:SEVENTEEN , 紅一点 , セブチ
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作者名:ちゃ。 | 作成日時:2023年12月28日 21時

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