to you 【SEVENTEEN】 (ページ29)

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俺らのグループに女の子が入ってきて半年以上が経った。

最初は見慣れなかった光景も今じゃ日常になっている。

だけど、俺だけが取り残されていて、俺以外の皆んながあの子と話して仲良くして笑いあっていた。

別にあの子が嫌いとかそういうんじゃない。
完全に全てにおいてのタイミングを逃してしまった。

あの子は俺と目が合うと気まずそうに逸らす。
多分嫌われてるかビビられてるのか…。

もうデビューも正式に決まって準備が本格的に始まってるっていうのに。

HS「ヤーA〜スングァナより俺のがイケメンだろ〜」

SG「ヒョン何言ってんの？目開いてないじゃん」

『もうどっちでもいいです笑』

初めて来た時は泣きそうな顔をするほど不安そうで何も分かってなかったあの子も今は言葉も理解して俺以外のみんなと仲良く打ち解けて居た。

MG「おぬよん〜」

WN「んー？」

MG「おぬよんもあっち行こ」

ミンギュが指したのはみんながいるとこだった。

WN「いやいいよ」

MG「ほら早く行くよ！！」

端で座り込んで騒がしい様子を眺めてた俺をミンギュは引っ張ってあの輪の中に連れていく。

JH「あ、ウォヌヤ〜」

ジョンハニヒョンの声にAもこっちを見たがペコってして気まずそうに目線を元に戻した。

JH「何？お前ら喧嘩？」

WN「喧嘩どころかほぼ喋ったことない」

JH「まさかとは思ったけどガチなんだ笑」

こっちは割とマジで焦ってんのになんて思いながらただスニョンたちの騒がしいやり取りを眺めていた。