チーム ページ22
You side
本格的に練習が始まって数週間が経った。まあ育ち盛りの人たちについて行くのなんて不可能に近くて…。
圧倒的な体力差に落胆しかけた。
これはほんとに頑張んなきゃダメなやつだ…。
迷惑かけられないし、まずは体作りから……なんて思うもののどうしたらいいか分からない。
そんなことしても同等にはなれないけど。
メンバーの皆さんも全員では無いけど半分以上の人が話しかけてくれるようになって、韓国語教えてもらったりダンスの振りを教えてもらったりして、有意義に過ごしていた。
MG「ヒョン〜、そういえばAってどのチームに入るの？」
SC「ん？あ、確かに…ダンス出来るしパフォチ？？スニョアにしごかれる？」
なんてこっちを見て笑うオッパ…怖いんだけど。
ちなみに私は携帯で同時通訳アプリを入れたからスマホ触れる時はずっとアプリを起動させてるから言いたいことは大体伝わるようになった。
私が喋る時はスマホに向かって喋りながらみんなにスマホ画面を見せてたり、メンバーがスマホを私に向けて話したりしてる。
MG「ヒポチは？ラップとか興味無い？？」
『私口回らないし、韓国語全然だから…。』
MG「Aがラップやったらなんかかっこよくない？？」
WZ「ボカチは？？こっちにはソクミナとスングァンの高音いるけど、
Aが入ったらまた変わってくるだろうし。なんか歌ってみてよ。」
え、そんないきなり歌ってと言われても…。
何歌ったらいいか分からなくて、音楽アプリを開いて歌えそうな曲を探す。
有名だしこれでいいや…私は雪の華のサビを歌った。
SG「わ、すご……｡」
WZ「なんか、習ってた？？」
『全然。趣味でたまにお姉ちゃんとかとカラオケに行ったり家で歌ったりするくらいです。』
WZ「おぉ〜なかなか綺麗な声してるからびっくりしたわ。
Aがボカチ居たら強いかもな。」
歌うことが好きだっただけで何かをしてたわけじゃなかったからそう言ってくれたのがとても嬉しかった。
『カムサハムニダ』
WZ「紅一点ってさ、割と最強説？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃ。 | 作成日時：2023年12月28日 21時
