to you 【SEVENTEEN】 (ページ15)

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You side

みんなが急いでリビングを片付けてるところをぼーっと眺めていれば誰かに肩を叩かれた。

「Aちゃん！ぼくはミンギュですよろしくね。」

「ぼくはスングァンです！！」

「あってる？？笑」

背の高い人と、顔が少し丸めの人が拙い日本語で自己紹介してくれた。

『合ってます笑成瀬Aです。よろしくお願いします。』

私も日本語で返せば、日本人だ〜なんて感動された…。

「ヤー抜け駆け〜！！
ぼくはイソクミンです。Aちゃん、よろしくね？」

『日本語お上手ですね。宜しくお願いします。』

なんか、思ったより優しい人多いのかも…今も心臓バクバクでしにそうだけど。

しばらくすると片付けが終わったらしく、1つの部屋に案内されてここは私の部屋だから自由に使っていいって。

なんか、どっと疲れちゃったな…。

用意されていたベッドに横になって、お母さんからのLINEを返信する。

母韓国どんな感じ??

ほんまに脳天気なお母さん…。

Aなんか、年上の男の人たちしか居ないところて練習も生活もするって言われて
もう既に心折れそう。しかもデビュー候補のグループだって。

なんて返信すれば直ぐに既読が付く。

母そんなことあるのね。初日から候補生でしかも男の人達と一緒なんて大変やろうけど無理はせんとってな。
お母さんはAの味方やからね。Aならできるよ!!

なんか、無責任に捉えることも出来るような返信だけど何となく今の私にはそれくらいがちょうどいい気がした。

暫く横になって韓国に来る時に買ってもらった韓国語の勉強本を読んでいると、
だんだん瞼が重くなってきて、荷物整理しなきゃ行けないのに体が言うことを聞いてくれないからそのまま睡魔に身を任せることにした。