to you 【SEVENTEEN】 (ページ11)

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え、いきなり仲良くやれと…？？

訳が分からず置いてかれた私はただその場に立ち尽くす。

すると、肩を叩かれ叩かれた方を見るとリーダーの人が私にスマホ画面を向けていた。

SC「"緊張するよね…笑とりあえず今日はあと自主練だからゆっくり見ていってよ"」

そう翻訳で打たれていて、私は『"ありがとうございます"』って打ってスマホ画面を見せた。

でも自己紹介できるならありがとうは分かるか…いくら私でも韓国語のありがとうは分かるし。

『カムサハムニダ』

そう言えばリーダーはニッコリ笑って数人の輪の中へ入り込んで行った。

しばらく目の前で繰り広げられる凄いパフォーマンスに見入っていた。

私この中に入るなんて…。

きっとこの人達が作り上げて来た時間とかって相当なものなんだなって考えたらこれから私がこの中に入って一緒に練習して…ってやっていく事に気が重く感じてしまった。

あーやって表では歓迎してくれているけれど、本当はどうなんだろ…。

私が入ることで崩されてしまうんじゃないかなんて考えると、これから宜しくお願いしますなんて改めて言うことに心苦しく思った。

そんなことを思いながらパフォーマンスを見てると、ヨヌさんが帰ってきた。

ヨヌ「凄いでしょ」

『凄いです…。』

ヨヌ「どうした？」

『私、この中に入っていいんですかね。この人たちが作り上げたものを私が入ることで一瞬にして崩してしまうんじゃないかって…。』

ヨヌ「Aはそんなこと考えなくていいんだよ。
Aは目の前のことにこいつらと頑張って行けば。

最初は難しいかもしれないけど、難しいことは考えないで。
こいつらや俺も含めてどうにかするから。」

なんて妙に説得力が無さすぎるヨヌさんの説得に不安を覚えるけど、だけどずっとSEVENTEENに着いているマネージャーのヨヌさんならではの説得力もあって、少し心の不安が消えて行った気がした。

ヨヌ「こんな男臭い集団にAが居たら少しは華やかになるだろ？笑」

そんな冗談を言うヨヌさんにまた笑いがこぼれた。

『そんな…男くさいなんて…笑』

ヨヌ「お腹減ったな。なんか食べに行くか笑」

ヨヌさんがそう言うと、メンバー全員に招集をかけた。