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7年前、カリエスが進学する時の寂しさと現実を突きつけられた絶望感…。10歳という多感な時期に1人にさせられた気持ちになって、塞ぎ込んだ日々を送っていた。爺やが毎日心配してくれたが、かなり冷たい態度をとっていた。
淡い期待をしていた私だったがこの7年間かけて心の整理をし、成長した。
そしてこの一年、時間をかけて作り上げた壁をどんどん壊そうとするカリエスには困ったものだ。ちょっとしたことですぐに崩れてしまいそうなその壁を修復しようとしても、脆いものは脆い。
修復不可能と分かり気がついた。一度思い切り壊してしまえば良いと…。
今夜、その決着をつけるつもりだ。
夕陽が差し込む中、私はそのまま夢を見るように少し眠りについた。
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べーだい*メガネ(プロフ) - Da.Liさん» ありがとうございます(TT)本当に嬉しいです!頑張ります♪ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 5d75e3e900 (このIDを非表示/違反報告)
Da.Li(プロフ) - 更新ありがとうございます!とても素敵な話で楽しませてもらっています!これからも楽しみにしています! (2022年11月7日 9時) (レス) @page32 id: 5f9bb70e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2020年10月20日 20時