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椿 「はじめまして、朝日奈椿です!よろしくお願いしま〜すっ!」

梓 「朝日奈梓です。本日はよろしくお願いいたします」


椿さんと梓さんの透き通るような声がスタジオに響き、その場にいた誰もが2人に視線を向けた。
満面の笑みでスタッフさんに挨拶を交わしながら、祈織さんと風斗くん、そして私が休憩しているスタジオの端まで歩み寄ってくる。


藤咲 「はじめまして、ジェイムズ・エンタテインメント マネージメント部の藤咲ふたばと申します。本日はよろしくお願いいたします」


丁寧な挨拶をした藤咲さんは、先程まで私たちと話していた時とは違いマネージャーの顔をしていた。
『いつも弟たちがお世話になっております』と返す梓さんに対し、『こんな美人がマネージャーとか羨ましいんだけど!』とテンションが高くなった椿さんはそのまま風斗くんと祈織さんに絡んでいった。



梓 「今日はよろしくね」

A 「よろしくお願いします!……椿さん、一段とテンション高くないですか?」

梓 「今日の撮影、すごく楽しみにしてたみたいだからね」

A 「あははは……」



既に2パターンの撮影を終了した身としては、楽しみにしていたと聞いて微妙な気持ちになった。メンタル的にダメージが大きくて、今挟んでいる休憩でやっと落ち着いたようなものだ。


スタッフ 「では、椿さんと梓さんはメイクなどお願いします。Aちゃんは次の衣装に着替えて、祈織くんと風斗くんはこちらで2人の写真を撮影していきま〜す!」


スタッフさんの掛け声にみんなが動き始めた。


琉生 「椿兄さん、梓兄さん、こっち。今日は僕が担当だからよろしくね」

椿 「琉生がやってくれんの?!マジ嬉しいんだけど!!」

梓 「メイク担当まで兄弟で揃えたんだ。母さん、さすがだね」


私は楽しそうな会話に耳を傾けながら、更衣室へ移動した。


スタッフ 「先に椿さんとの撮影を行うそうなので、ピンクの方にお着替えお願いします!」

A 「はい」


私は着ていたガウンを脱ぎ、次のピンクのランジェリーに着替えた。

祈織さんはシンプルで大人な雰囲気、風斗くんは黄色や白のお花の刺繍がされた派手すぎないデザインだったのに対し、椿さんのはピンクのレースやキラキラした素材のオーガンジーで可愛く仕上がっていた。


着替え終わり鏡で姿を確認してみると、椿さんの元気で明るいイメージにぴったりだと思った。

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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです!気づいたら一気読みしてしまいました!更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます! (2019年10月14日 6時) (レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2019年5月16日 11時

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