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風斗 「なんか今回、スタッフの気合いすごくない？」
祈織さんとの撮影が終了し休憩所へ向かうと、すでにメイクが終わっている風斗くんが私たちを待ち構えていた。
祈織 「さっき聞いたけど、この企画が成功すれば新たなジャンルとして今後も続けていけるから、この最初の宣伝が大事なんだって」
風斗 「わざわざ説明ありがと。てかA、まだ1人目でしょ？あと3人待ってるんだけど、そんな疲れた顔して最後まで持つの？」
A 「だ、大丈夫です！」
私は笑って誤魔化したが、風斗くんの指摘はごもっともだった。
ただでさえ露出が多い格好なのに、素肌に触れられたり心臓に悪すぎる。
私はお水を一口飲むと、忙しなくスタッフさんに着替えを促され次の撮影に向けて準備を整えた。
風斗 「……」
A 「……」
カメラマン 「そのまま……風斗くん視線だけこっち見てくれる？」
風斗 「はい」
A 「……」
この体勢はいったいなんなのだろうか……
耳元で響く風斗くんの声がやけに大きく聞こえる。
それもそのはず、私は今、風斗くんにバックハグをされている。右腕は私の脇下から反対の脇腹に伸びているが、左腕は肩の上から顔の方に伸び、手で目元を隠されている。
さらに、祈織さんの時は辛うじてシャツを羽織っていたのに、今は『オレンジ』のブラジャー１枚しか身にまとっていない。
視界が遮られ、フラッシュの焚かれる音がやけに鮮明に聞こえる。
羞恥プレイとしか思えない状況に、無意識のうちに眉間に力が入る。
カメラマン 「Aちゃん、リラックス〜〜」
A 「っ、はい」
私は必死に顔の筋肉に力が入らないよう意識した。
風斗 「ねぇ、それ逆効果。はい、深呼吸して」
私は耳元で小さく囁く風斗くんの指示に従って、ゆっくりと深呼吸を繰り返した。
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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです！気づいたら一気読みしてしまいました！更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます！ (2019年10月14日 6時) (
レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べーだい＊メガネ | 作成日時：2019年5月16日 11時
