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A 「ふぁ〜〜、疲れた…」
椿 「お疲れ様〜!あ、そうだ!!肩もみしてあげようか?(ニヤッ)」
A 「下心丸見えな笑みで言わないでください!!」
椿 「くそ〜、バレたか〜〜」
A 「バレたか〜、じゃないですよ。隠す気なかったでしょ!」
椿 「ははは!!!」
A 「まったく……」
顔合わせが終わり帰宅すると、珍しくリビングにいた椿さんがすかさず絡んできた。
疲れている時にちょっかい掛けられるのはさらに疲れが増す気もしたが、いつものテンションで迎えてくれた事に安心感を覚えたのも事実だった。
椿 「んで、どうだった?顔合わせ!」
私がソファーにどかっと座ると興味津々に顔を前に乗り出して聞いてきた。
A 「…………」
椿 「ね〜〜〜〜え〜〜」
A 「……もうやだぁ〜〜!!!!!」
私は顔合わせの緊張から解放され、溜まっていたストレスを吐き出すかのように大きな声で叫んだ。
椿さんは突然の行動に目をまん丸くして驚いていた。
椿 「ごめん。そんなに俺うるさかった?」
A 「あ、違くて。椿さんに怒ったわけじゃないですから」
椿 「じゃあ、どうしたのさ」
私は今日の顔合わせの時に感じたアウェイ感や私が実力不足であること、昨日までは楽しみだったはずなのに不安な気持ちしか残らなかった事を伝えた。
椿 「あー、なんか分かるわ。自分なりに頑張って来たはずなのに、実際周りの人と合わせた時に追いつけてないな〜って感じること、沢山あるよ」
椿さんの真面目なトーンに思わず下げていた視線を上げ、彼の方を見た。
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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです!気づいたら一気読みしてしまいました!更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます! (2019年10月14日 6時) (レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2019年5月16日 11時