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毎公演、自分の中で反省や改善点などを考えて次の公演ではもっと良いものを届けられるように心がけている。
しかし、椿さん達が観に来てくれたこの回は今までで1番自然に感情が揺れ動いた。
風斗くんとの掛け合いなど、涙が込み上げ言葉に詰まりかけてしまった。
きっと風斗くんの作り出す世界観に、私自身が引き込まれていたのだと思う。
特にラストシーン。
【ジュリエット】が起きると、横で毒を飲みすでに息を引き取った【ロミオ】が横たわっている。
思いもしなかったロミオの姿を見た時のジュリエットの気持ちを必死に歌うと、客席からすすり泣く声が聞こえた。客席の視線が私に集中している感覚が、さらに私の感情を後押しした。
監督 「ちょっと、今日どうしたの？凄いいいものを見れたよ！おもわず泣きそうになっちゃった…」
風斗 「本当ですか？嬉しいです(^^)」
A 「ありがとうございます。でも凄い疲れた…」
監督 「あれだけ笑ったり泣いたりしてたら疲れるよ」
風斗 「今までが手抜きだったんじゃないの？」
いつものように私をからかってくる風斗くんは、口調は厳しかったものの私に向けてくる視線はとても優しかった。
監督 「何が2人をそうさせたのかは知らないが、本当に素晴らしかった。明日からもよろしくね」
きっと私たちをそうさせたのは、椿さんと梓さん、棗さんが観に来ていることだ。
去って行く監督に私たちは『よろしくおねがいします』と挨拶をし、その日の公演は無事終わった。
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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです！気づいたら一気読みしてしまいました！更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます！ (2019年10月14日 6時) (
レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：べーだい＊メガネ | 作成日時：2019年5月16日 11時
