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拓眞 『風ち〜〜ん、稽古終わった?』

風斗 「…終わったけど、なに?」

拓眞 『疲れてるのは分かるけど、そんなに怒んなよ!あのさ、今から俺ん家来ない?』

風斗 「はぁ?!何で」

拓眞 『たまにはいいじゃん!もう飯も作ってあっからさ!』

風斗 「これから予定あるんだけど」

拓眞 『まさか、風ちん、おデート……』

風斗 「ま、そんなとこ」

拓眞 『え?!うそっ?!相手は?俺の知ってる人??』

風斗 「うるさい」

拓眞 『無視すんなよ!おーい、彼女さん?そこにいるの??』


完全にめんどくさいという顔をしている風斗くんは無言で私にスマホを渡してきた。


風斗 「うるさいから黙らせて」

A 「え?!私ですか?」

風斗 「早くっ!!」


私は渋々スマホを受け取り、スピーカーをゆっくりと耳に近づけた。



A 「もしもし……」

拓眞 『もしもし〜〜!って、どこかで聞いたことある声だなぁ……』

A 「お久しぶりです。佐倉Aです」

拓眞 『あー!Aちゃんか〜〜。って、えぇーーーー?!?!な、なんでAちゃんが、風ちんの彼女……』

A 「違います!彼女じゃないですから!」

拓眞 『え、でもおデートって……』

A 「私たち、今度舞台で共演するんですけど、その相談をこれからしようと思ってて」

拓眞 『なーんだ、そーゆーことか!』


武据さんは明らかに安堵した声で笑っていた。
勘違いさせたのは風斗くんが変なことを言ったからなのに、なぜか私が申し訳ない気持ちになった。

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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです!気づいたら一気読みしてしまいました!更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます! (2019年10月14日 6時) (レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2019年5月16日 11時

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