新しい道が開くとき【BROTHERS CONFLICT】【フォルティッシモ】 (ページ6)

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［エレベーター］

いよいよ来てしまった、サンライズ・レジデンス。急展開でいまいち頭がついて行けてないが、とにかくこの扉の向こうにあの兄弟たちがいても、興奮した姿を見てドン引きされたくはない。

よく考えたら芸能界で活躍している兄弟もいるが、医者、弁護士、お坊さん？、小説家、声優、サラリーマン、美容師、バスケ選手、アイドルそして学生。バラエティに富んだ職業が揃っているのだが、初対面の私が朝日奈兄弟全員のことを知っているのはおかしい。

落ち着いて行動しよう…

チン(エレベーター5階)

美和「はい、着いたわよ！実は私自身ここに来るの久しぶりなのよ。なかなか時間が無くてね。息子たちに会うのも久しぶりで…
もう遅いから、リビングにはいないだろうけどね。ただいま～」

？？「おかえりなさい、遅かったですね。連絡もらってからだいぶ時間が経っていたので、急用でも出来たのかと思いました」

そう少し文句を言いながら迎えてくれたのは、銀縁眼鏡をかけ、首からエプロンを下げている男性だった。

美和「久しぶりね、元気にしてた？」

？？「はぁ、みんなそれなりに元気にしてますよ。」

美和「そう、なら良かったわ！それよりもちょっとお願いしたいことがあって…ほら、Aちゃん！」

？？「…彼女は？」

美和「さっき夜道を1人で歩いてるところを私が見つけたの。今夜ここに泊めてあげてね！
…あと、私まだ仕事残ってるからまた今度ゆっくり遊びに来るわ！よろしくね」

？？「はい？！いきなり泊めろと言われても…
しかも、もう帰るのですか？」

美和「ええ、会社で社員が待ってるから。じゃあAちゃん、おやすみなさい」

？？「ちょっと…… はぁ、とりあえず中へどうぞ。」

A 「すみません、お邪魔します…」

右京さんだと思われる男性がリビングまで案内してくれた。通されたリビングには、これまた見たことのある方々がいらっしゃって…