新しい道が開くとき【BROTHERS CONFLICT】【フォルティッシモ 】

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絵麻さんの部屋のお風呂を借り、光さんから貰った衣類に着替えた。
下着から何からサイズがぴったりで怖いくらいだ。



絵麻さんもお風呂から上がり、その後約一時間はここサンライズ・レジデンスの基本的なルールや、朝日奈兄弟の部屋割りなどを教えてもらった。


絵麻 「って感じなんだけど、何か質問ある？」

A 「あの…流石に何もしないで居候させていただくわけにもいかないので、何か私に出来ることがあればお手伝いしたいのですが……」

絵麻 「その気持ちわかるよ。私も最初はなんだか申し訳なくって色々やらないと！って思ってた。明日右京さんに相談してみよ！」

A 「はい」



絵麻 「…今日、なんか大変だったでしょ？Aちゃんの事情は分からないからあまり大きいことは言えないけど、もしも私で良かったらお話し聞くし。頼りないとは思うけど、女子は私だけだから何かあったら気軽に言ってね」

A 「ありがとうございます。でも、たぶん、本当に迷惑かけちゃいますよ？」

絵麻 「そんなことないよ、大丈夫！可愛い妹を助けるのが姉の役目だもん！(^^)」

A 「(あぁ、なんでこんなに優しいんだろう…)」


絵麻さんの笑顔が私の不安を溶かして行くようだった。


どこか危なっかしいが、人の心を落ち着かせ安心させることのできる絵麻さんが兄弟から好かれている理由がわかるような気がした。

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